【WWE】SmackDown
ハリウッド俳優レスラーが、ブッチャーも真っ青な狂気の「地獄突き」11連発に撃沈。WWEを牽引し、現在は俳優として活躍するスーパースターが約5年半ぶりの勝利を期待された大一番で、衝撃のひと幕があった。
WWE『SmackDown』の2023年傑作選が12月29日(日本時間30日)に放送され、11月4日、サウジアラビアで開催された『クラウンジュエル』で行われたジョン・シナとソロ・シコアのシングル戦をピックアップした。
通算16度の世界王者で「史上最高の男」ことシナにとって試練のシングル戦。すでにテレビマッチでは2000日以上シングル戦で勝利なし、2018年以来5年ぶりの勝利で再浮上を目指したいところだ。
序盤こそ、シナがシコアのサモアンスパイクを封じる手への攻撃で試合の主導権を握った。しかし、シコアもヘッドバットを連発して流れを引き寄せる。シナは必殺のAA(アティテュード・アジャストメント)を狙うが不発、スーパーキックから強烈なヒップアタックで若いシコアとの力の差は歴然だ。
シナは「キルスイッチ」から必決め台詞“You Can't See Me”も飛び出し「ファイブ・ナックル・シャッフル」と、勝ちパターンに持ち込むが2度目のAAも失敗。サモアンスパイク封じからのSTFまで飛び出すが決めきれない。
その後、ついにカウンターのサモアンスパイクを喰らったシナは、2発、3発、4発と次々と被弾。さらに合計11発のサモアンスパイクでボコボコにされると、ファンから「ブッチャー(の地獄突き)みたいだ」「これは痛い」「試合を止めたら…」「これは返せないね」と言った声が集まるなか、なす術なくカウント3で敗戦。
“喉元突き刺し11連発”は想定外のダメージ。シナの健闘ぶりにサウジアラビアのファンもスタンディングオベーション「サンキュー・シーナ!」の大合唱で称えるが俯いたまま退場した。
今回の総集編ではシナからの最新メッセージを紹介。
敗れた試合について「受け入れてくれたこと、そしてリスペクトは決して忘れない」としながらも「俺にWWEであとどれくらいの時間が残されているか分からない」と終わりが近づいていることを認めながらも「帰ってくる場所ができた、次の試合で会おう!」とポジティブに締めた。
(ABEMA/WWE『SMACKDOWN』)