【プレミアリーグ】トッテナム3-1ボーンマス(日本時間12月31日/トッテナム・ホットスパー・スタジアム)
ソン・フンミンが“パス”で違いを作り出した。プレミアリーグ得点王の経験もある韓国代表FWは、ボックス手前で相手のタイミングを完璧に外してラストパスを供給。リシャーリソンがGKと1対1となる決定機を作り出したシーンには解説・南雄太も絶賛していた。
トッテナムが1-0とリードして迎えた55分、カウンターの展開でジョバンニ・ロ・チェルソからパスを受けたソン・フンミンはボックス手前で自らを追い越してきたリシャーリソンに絶妙なタイミングでパスを出した。
ボーンマスからすれば、強力なミドルシュートを持つ韓国代表FWの一撃を警戒していたが、それを欺くようなおしゃれなラストパスを通してブラジル代表FWがGKと1対1に。
この絶好機をリシャーリソンが外してトッテナムは追加点を奪うことができなかったものの、ソン・フンミンの優れた判断と技術が際立つシーンとなった。
この場面について、ABEMAで解説を務めた南雄太氏は「素晴らしいパスでしたね」とソン・フンミンのラストパスを絶賛。一方で「今のは決めたかった」と、リシャーリソンの決定力については残念がる様子を見せていた。
昨季までのエースであるハリー・ケインがチームを去ったことで、ソン・フンミンはこれまで以上に攻撃面で重要な役割を担っている。チーム1位の12ゴールを決めているだけでなく、ラストパスもチーム2位の36本を記録するなど、チャンスメイクでも大きく貢献。特に左ウイングで出場した際にはその意識が強く、ドリブルやパスで違いを作り続けている。
(ABEMA/プレミアリーグ)