【WWE】RAW(1月1日・日本時間2日/サンディエゴ)
女子レスラーが、エプロンの最も固いところでお尻を強打。「ぎゃああああぁ」と場内に響くプロレスでは珍しい“断末魔”の声を上げ、その声が会場に響き渡る悶絶シーンに注目が集まった。
長年因縁をこじらせてきたナイア・ジャックスとベッキー・リンチが満を持してシングルで直接対決。有り余るパワーを誇るナイアに復讐心を燃やすベッキーが狡猾な戦いをみせた。
5年前の乱闘劇でベッキーが鼻を折られ血まみれになるショッキングなシーンから因縁が勃発。その後ナイアのヒザ負傷による欠場、ベッキーの産休とさまざまなすれ違いから交わることのなかった両者だが、遂に再戦のチャンスが巡ってきた。
序盤はベッキーがナイアの攻撃をいなす場面も見られたが、ナイアが気合たっぷりの叩きつけボディスラムでパワーの差を見せつけると、コーナーでの体当たりやエルボー、さらにはロープに首を括りつけ罵倒とナイアのペースで試合が進む。
圧倒的な体格差に翻弄されるベッキーだが、"ザ・マン”も「フライ高山戦」を彷彿させる近距離ボコボコパンチの連打で反撃の狼煙をあげる。
すると試合中盤ベッキーはナイアのパワーを利用した頭脳プレーを連発。トップロープでのスラムを交わしてパワーボム、さらにエプロンからの蹴りをギリギリで避けるとナイアはエプロンの一番固いところにお尻を強打し自滅「ぎゃああ」と甲高い声を響かせた。
そのイカついキャラからは想像できない悲鳴にファンも「いい悲鳴だw」「ケツが割れたな」「いててて」と反応。続く場外での攻防でもナイアはパンチで自らの拳を鉄柱に叩きつけたり、バリケードに猛スピードで突っ込むなど誤爆を連発…。そのたびに「ぎゃああ」と何とも痛そうな断末魔の叫びを連発した。
その後、ベッキーが逆十字でタップを狙うがナイアがパワーで振り切り、雪崩式のサモアン・ドロップなど巨体を活かした大技を爆発。さらにカウンターのアッパーカットを振り抜きベッキーの鼻から再び出血と悲劇の再演となり、最後はナイアが120キロオーバーの全体重をセカンドロープから浴びせる「バンザイドロップ」で圧殺。ベッキーを完全KOし勝利を収めた。(ABEMA/WWE『RAW』)