【WWE】SMACKDOWN(1月5日・日本時間6日/バンクーバー)
WWE女子王者のイヨ・スカイが新年初大会の『NEW YEAR'S REVOLUTION』で、挑戦者ミチンと対戦。ムーンサルトプレスで勝利して王座を死守すると、“悪女軍団”ダメージCTRL(コントロール)で共闘するASUKA&カイリ・セインのカブキ・ウォリアーズもWWE女子タッグ王者奪取を誓った。
2023年最後の『SMACKDOWN』で行われたホリデーハボックマッチで、ミチンにまさかの3カウントを奪われたイヨ。今大会ではリベンジ&王座防衛をかけてミチンを迎え撃った。新日本プロレスでも活躍したカール・アンダーソンとルーク・ギャローズ(ドク・ギャローズ)を従えて入場したミチンは、強烈なハイキックで試合の流れを掴むと、サイドスープレックス、キャノンボール、コードブレイカーで攻め込む。
イヨもエプロンでのジャーマンスープレックスから反撃を狙うが、ミチンがイヨのムーンサルトをヒザで迎撃。ドラゴンスープレックス、雪崩式スタイルズクラッシュで畳みかけた。なかなかペースを掴めないイヨだったが、ミチンのトぺ・スイシーダを誤爆させると、すかさず場外でダブル・ニーストライクを突き刺して、リング上でもダブル・ニーストライクをグサリ。最後は必殺のムーンサルトプレスでミチンを沈め、終わってみれば貫禄の勝利でベルトを守った。
試合後、ダメージCTRLの面々がイヨの王座防衛を祝福すると、イヨは「イヨ・スカイの時代は永遠!」と高笑いし、アスカ&カイリは女子タッグ王座奪取、ベイリーは今月のプレミアム・ライブイベント(PLE)大会『ロイヤルランブル』のランブル戦制覇をアピールし、ダメージCTRLによるWWE女子部門の完全制圧をぶちあげる。そこにイヨのベルトを狙うビアンカ・ブレアーが現れ、ロイヤルランブルを前に次週ベイリーとビアンカの一騎打ちが決定。2024年もイヨ・アスカ・カイリの日本人3人を擁するダメージCTRLがWWE女子部門の中心になりそうだ。
メインイベントでは『ロイヤルランブル』でローマン・レインズが保持するWWEユニバーサル王者挑戦権をかけてAJスタイルズ、LAナイト、ランディ・オートンがトリプルスレットマッチで激突。ニック・オールディスGMがリング下で見守る中、激しい攻防を繰り返す3人だったが、そこにレインズ率いるブラッドラインが乱入し、AJスタイルズ、LAナイト、オートンを次々と戦闘不能に追い込んでしまう。
事の一部始終を見ていたオールディスGMはブラッドラインの特別顧問ポール・ヘイマンに「あとでレインズにおめでとうと伝えておけ。『ロイヤルランブル』で3人を挑戦者にした4WAYマッチのタイトルマッチが決定したからだ」と告げ、リングサイドを立ち去る。
ブラッドラインの乱入で試合不成立という最悪の結末を迎えたトリプルスレットマッチだったが、オールディスGMの鶴の一声で、王者レインズと3人の挑戦者=AJスタイルズ&LAナイト&オートンによるWWEユニバーサル王座戦が電撃決定。遺恨を残す4人がベルトをかけて同時に戦うタイトル戦は危険な一戦になるだろう。
(ABEMA/WWE『SMACKDOWN』)