【WWE】SMACKDOWN(1月5日・日本時間6日/バンクーバー)
大技連発の伏兵の攻撃をするりと返して、エプロンでジャーマン・スープレックスを敢行。狭い限られたスペースでブリッジも完璧、落とされた相手は「ゴツっ」と鈍い音とともにグッタリ。一撃で局面を変える日本人女子王者の貫禄に、ヒールにも関わらずファンから大拍手が湧き上がった。
2024年の初回放送で、WWE女子王者のイヨ・スカイがミチン相手に防衛戦を行った。序盤こそミチンが場外にトペを敢行、リング内でも連続チョップ、スピンキック、カウンターの膝攻撃などで王者イヨを追い込む。さらに、コーナーでのキャノンボールやコードブレイカーなども決めてペースを掴み、王座獲得目前のシーンを連発する。
しかし、エプロンでの攻防をミチンが仕掛けると、イヨはするりと体を入れ替えてバックを取り、狭いスペースでジャーマン・スープレックスを完璧に決める。リングで一番硬い箇所に落とされたミチンは頭から落ちて“ゴツっ”と鈍い音。ファンも「いてー」「あっぶねえ受け身とれるのか」「めっちゃ効いている…」と声が漏れる。
完璧にバックから落とされたミチンはグッタリ、イヨも見事なブリッジを決めたものの硬い箇所で頭から決めたせいで、ダメージゼロではなくプルプルと震えながらリングに復帰するが、快心のジャーマンに会場のファンからヒールのイヨに拍手喝采。
試合後半、一度は得意のムーンサルトプレスを剣山で返されミチンの高速ドラゴン・スープレックスや、コーナーロープからの雪崩式スタイルズクラッシュと大技連発でひやりとした場面が続くイヨだったが、2度目のムーンサルトプレスを見事に決め勝利しタイトル防衛に成功。思わぬ苦戦となった2024年初戦だったが、“ヒヤヒヤした”ジェスチャーでおどける余裕も見せた。
(ABEMA/WWE『SMACKDOWN』)