後援会の会員数1700人超えを誇り、年間約150公演ものコンサートを開催する現役高校生・東亜樹(16)が、布施明の名曲「霧の摩周湖」を歌唱し、オーディション審査員からテクニックを絶賛された。
【映像】後援会の会員数1700人超えるスーパー高校生の楽曲(11分頃~)
日韓共同で新たな歌姫を発掘するオーディション番組『トロット・ガールズ・ジャパン』#5が、1月12日(金)夜6時よりABEMAにて放送された。
『トロット・ガールズ・ジャパン』とは
『トロット・ガールズ・ジャパン』は、韓国で絶大な人気を誇る音楽ジャンル「トロット」をテーマに、新たな日本の歌姫を発掘する国内初のオーディション番組。「トロット」は日本で言う“懐メロ“のイメージに近く、オーディションの出場者たちは昭和から平成にかけての名曲を歌唱する。出場者の年齢は12歳から50歳までと幅広く、事前審査を通過した54組57名が予選に参加。優勝を勝ち取った者には賞金1000万円(+追加賞金)が授与される。
本戦1次を突破し、2次ステージに駒を進めた26組の出場者たちが次に挑むのは、対戦相手と1対1で歌唱バトルを行う「1on1サバイバル」。より高い得点を獲得し、勝者となった出場者はその場で本戦3次進出が決定するが、敗者は脱落候補となる。
艶やかな歌声&ハイレベルな技術で会場を魅了
本戦1次ではMVPにも選出され、順調にオーディションを勝ち進んでいる東。4歳の頃から全国の介護施設を慰問し、利用者に歌を届ける活動を行ってきた。現在の年間公演数は約150回と経験十分の東だが、オーディションに参加するのは今回が初めてとのこと。出場しようと思った理由について、東は「応援してくださる方が『テレビに出てくれ!』ということで。恩返しも兼ねて出ようかなという感じです」と説明。これまでライバルという存在がいなかった東にとって、本オーディションでの環境は刺激的だといい、「同年代の子たちを見て、レベルが高いので頑張らなきゃ」と意欲を語った。
そんな東が本戦2次の歌唱曲に選んだのは、1967年にリリースされた布施明の名曲「霧の摩周湖」。16歳とは思えない艶やかな歌声が魅力の東は、曲の冒頭から自身の持ち味を存分に発揮。高度なテクニックを駆使して、同曲が持つ世界観を見事に表現し、哀愁たっぷりに歌い上げた。
歌唱が終了すると、審査員席から大きな拍手が送られ、元宝塚歌劇団宙組トップスター・姿月あさとは「以前と違ってもっと大人っぽくなられて。息づき、ブレスとかを伸ばしたところからポルタメント(ある音から次の音へ滑るようになめらかに音を運ぶ唱法)かけてノンブレスで次歌ったりとか、テクニックをすごく感じました」と技術面を高く評価。同じく審査員を務める、音楽プロデューサーの鎌田俊哉も「16歳とは思えないテクニック。驚愕のテクニック」と褒めちぎっていた。