【WWE】SMACKDOWN(1月5日・日本時間6日/バンクーバー)
反則か、新時代の敗戦阻止手法か…。米国のリングで行われた三つ巴戦で、新日本プロレスにも参戦したトップレスラーがレフェリーの腕を掴んでカウントをストップさせ、ファンからツッコミが殺到するひと幕があった。
日本でも活躍したAJスタイルズはこの日、ランディ・オートン、LAナイトとトリプルスレッドマッチで対戦。三つ巴の統一WWEユニバーサル王座挑戦者決定戦で問題のシーンが起きた。
一進一退の展開が続くなか、オートンが2人に立て続けで高速パワースラムを放ち、AJスタイルズはダウン。LAナイトの立ち上がり際に必殺技RKOを狙うも、カウンターで必殺技BFTを浴びた。LAナイトは即座にカバーに入り、勝負あったかと思われた刹那、ダウンしていたAJスタイルズが3カウント寸前でレフェリーの腕を掴んでカウントを強制ストップさせた。
このシーンに、ファンからは「カットの方が早いやん」「レフェリーをとめるな」「いいんかそれ」「これNODQ?」などツッコミが殺到。直接的にカバーを阻止する、レフェリーに危害を加えて妨害するなどの“定石”と異なる手法に反響が集まった。
試合は通常ルール。だが、仮にAJを反則負けとした場合、三つ巴戦のため勝者は決まらず、王座への挑戦者が確定しない。そうした事情もあってかベテランレフェリーのチャールズ・ロビンソンは“お咎めなし”で試合を続行させた。
しかし、その後、皮肉にもロビンソンは再び3カウント直前の場面でLAナイトに場外へ転落させられて失神。試合はレフェリー不在のなか、王者のローマン・レインズが仲間を引き連れて乱入する大荒れの展開となり、最終的にGMがフェイタル4ウェイ戦での王座戦を決定する異例のフィナーレとなった。
(ABEMA/WWE『SMACKDOWN』)