【WWE】RAW(1月8日・日本時間9日/ポートランド)
因縁対決でのタッグパートナーの欠場を受け、普段は紳士キャラのレスラーが怒りで制御不能状態に…。試合後には美人アナウンサーの「この頃、あなたちょっとオカシイわよ」の一言に鬼の形相でブチギレ。バックステージで取り乱すひと幕があった。
コフィ・キングストンとルートヴィヒ・カイザーがシングルで対決。いつもはクールなカイザーが、負傷休養となったタッグパートナーの復讐で大暴走。普段とは異なる狂気の一面を見せた。
元旦に行われた2024年の初戦で、カイザーはタッグパートナーのジョバンニ・ヴィンチと組んでコフィらとタッグ戦を行った。しかし、トップロープから飛んだヴィンチをコフィがドロップキックで空中迎撃。ヴィンチは頭を強打して脳震盪で試合続行不可能という異例の事態に陥った。
その後で迎えたこの試合。カイザーはゴングとともに半分切れ気味でコフィを襲撃。「何か人が変わったような感じです」と放送席からは驚きの声が漏れた。解説のフナキ氏も「いつもより攻撃が激しい」と危ない空気を察した様子。やられっ放しのコフィも段々とフラストレーションが溜まったようで、ボディアタック後にはパンチを連打。やられたらやり返すケンカマッチの勝負の行方は、両者ともに場外カウントアウト。
怒りの収まらないカイザーはゴング後にも大暴れでヴィンチを襲撃し続け、バックステージでは美人アナウンサーに「あれはどうしたの? スイッチが切り替わったというか別人になったように見えた」「最近どうしたの?」とマイクを向けられ「何が言いたいんだ!」とブチギレ。
さらに「コフィが悪いんだ当然の報いだ。奴のせいで私はたった一人」「ヴィンチの首を取られ、だからやり返した」などと、チームメイト思いな意外な一面をのぞかせた。
数カ月前まで負けた原因をなすりつけあっていたカイザーとヴィンチだが、居なくなり人が変わったように“暴走紳士”となったカイザー。狂気をまとったアップデートぶりに「殻をやぶりそうだ」「覚醒しちゃったかも」とファンからは期待の声も寄せられた。(ABEMA/WWE『RAW』)