失格寸前の女子レスラーが、驚異の身体能力を発揮して奇跡の“逆立ち”生還。「おぃ、マジかよ」と実況の度肝を抜くなど、数々の名珍場面を輩出してきたWWE『ロイヤルランブル』が今年もまたやってくる。
ロイヤルランブル戦とは、30人のレスラーが一定時間ごとにリングインして戦いを繰り広げるサバイバルマッチ。トップロープを超え、両足が場外の床についた時点で失格という特異なルールが特徴だ。その一方、このルールを逆手に取った様々な“奇跡の復活劇”が繰り広げられてきた。
その最たる例が、超人的な身体能力を誇るコフィ・キングストン。場外からの逆立ちや客席のフェンスを使ってのリングへの生還は有名な話。また、仲間のアシストを受け、リングに舞い戻る復活劇も観客を魅了してきた。
そんな中でも、過去のキャリアとそこで培った技術をいかんなく発揮して観客の度肝を抜いた女子選手がいる。それが、元体操選手のカタナ・チャンスだ。
2019年のロイヤルランブルでカタナは、場外で後転してフェンスに乗り上げて両足を守り、そこから持ち前の身体能力で倒立。さらにそのままの状態でコーナーまで倒立歩行をして両足でコーナーをがっしり掴むと、腹筋でぐいっと体を起こしてリングへ復帰して見せた。
この様子に当時の放送席からは「おぃ、マジかよ。見てくれ…こんなのあり得ない」と驚きの声を上がったのは有名な話だ。
そんな予測不能な『ロイヤルランブル2024』が日本時間の1月28日に開催される。今年は2018年の勝者である日本人のスーパースター・中邑真輔も出場予定。毎年何らかの予想を上回るドラマが起こるロイヤルランブル。今年は何が起こるのか…注目だ。(ABEMA/WWE)