「自分でもタンクキャラを育成してみたくなる」小倉唯・大橋彩香・優木かな／アニメ『最強タンクの迷宮攻略』キャストインタビュー

　パーティーの盾役を担うタンクとして迷宮攻略に挑む主人公・ルードは、どんな願いも叶えるとされる秘宝を見つけ出して最愛の妹であるマニシアの病気を治すことを目的としていた。ルードは使えないスキルを持っているという勇者の横暴によってパーティーを追放されてしまったが、マニシアの居る故郷へ帰る道中で助けた少女・ルナによって、タンクにとって強力なスキルを持っていたことが判明する。

【動画】最強タンクの迷宮攻略

　そんな歴代最高の外皮【9999】と唯一無二のスキルを兼ね備えたルードの冒険譚が、2024年1月6日から放送中の『最強タンクの迷宮攻略～体力9999のレアスキル持ちタンク、勇者パーティーを追放される～』（原作：木嶋隆太・如月命）だ。

　敵に立ち向かうアタッカーや、仲間を回復して支えるヒーラーでもなく、敵のヘイトを集めてパーティーを守ることを担うタンクが主人公というのが、本作最大の特徴となっている。主人公のルードの戦う理由にもなっている妹・マニシア役の小倉唯（おぐらゆい）と、ルードとともにパーティーを組んでいた双子・リリアとリリィ役の大橋彩香（おおはしあやか）と優木（ゆうき）かなにインタビューを行い、原作の第一印象について伺う。

　小倉は「タイトル通り、普段はなかなか注目されにくいタンクという役職のルードが繰り広げていくストーリーの着眼点とコンセプトが面白いと感じました。個性豊かなキャラクターたちと出会っていく中で、誰もが惹かれていくようなルードの人柄の良さも作品のポイントだと思っています」と回答する。

　妹のためにダンジョンに挑み、タンクとしてパーティーメンバーを守っていくルードだが、大橋は同じ質問に「ゲームでもタンクキャラを愛用している」と前置きしてこう続ける。

　「私自身がタンクをすごく頼りにしているので、タイトルを見た瞬間に、「えっ！　タンク追放しちゃって大丈夫？」という印象でした（笑）。追放されてしまったあとのルードの成長はもちろん、リリアやリリィもルードから影響を受けて変わっていく様が丁寧に描かれているので、どの年齢層の方にも楽しんでいただける作品だと思いました」と語ってくれた。

　大橋と同じくMMORPGなどもよくプレイしているという優木は「私もゲームが好きですが、力に全振りするようなプレイスタイルなので「タンクだと攻撃力が心許ないのでは？」というイメージがあって、どうやって敵を倒していくのだろうと原作を読む前は思っていました。読んでいくとしっかりルードが活躍していて、今度自分でもタンクキャラを育成してみようかなと思い直しました（笑）」とゲーマー視点で回答してくれた。

　ルード役の笠間淳（かさまじゅん）は「追放」されたことに対しての「逆襲」の物語ではなく新たな道を切り開いていく「開拓」の物語であると公式コメントで語っている。笠間自身もMMORPGではタンク役を率先しているということが話題に上がると、優木からは「笠間さんのイメージはルードにぴったりですよね。現場でもすごくみんなをまとめてくれていて」との声が。

　大橋からは「みんなのお兄さんですね！　ちゃんとみんなが輪の中に入れるように話しかけてくださって」と、アフレコ現場でも本編さながらのパーティーのような一幕があったことを垣間見られた。

　『最強タンク』というタイトルの通り、ルードを中心としたパーティー一行がどのような冒険を繰り広げていくのか。放送を楽しみにしていてほしい。