【WWE】SMACKDOWN（1月12日・日本時間13日／リンカーン）
微妙な関係が続いていた悪女レスラー軍団の“分裂”を決定づけた放置プレイに場内も騒然。「ベイリーかわいそう」「陰湿やなぁ」など、お人好しリーダーへ同情の声が多数を占め、日本人選手に賛否両論が寄せられたひと幕があった。
WWEのレギュラー放送で、ビアンカ・ベレアとベイリーが対戦。正規軍のトップコンテンダー相手に「オマエが始末してこい」と、命令口調でリングに送り込まれた"ダメージCTRL”のリーダー、ベイリーが孤軍奮闘する姿に同情コメントが相次いだ。
従来は場外で仲間を助けるために介入を繰り返した“ダメージCTRL”だが、この日はイヨ・スカイ、カイリ・セイン、アスカの日本人トリオと、ダコタ・カイの4人は手を下さず静観状態。ファンも「あれ？何もしない」「見てるだけー」「陰湿やなぁ」「アシストしてくれない」とざわつきはじめた。
膝を負傷したベイリーは孤軍奮闘するも仲間を見てもノーリアクションで完全無視。そうしたなかビアンカは得意のフィニッシャー「KOD」を炸裂させ、ベイリーからカウントスリーを奪った。あまりにも敵軍の助けがない無風状態での勝利にビアンカもやや困惑気味。
試合後には、イヨが凄い剣幕でベイリーを睨みつけてブチ切れる場面も見られ、もはや“ダメージCTRL”の実質的にイヨという事実を決定づけたシーンとなった。対抗戦でのベイリーの失策による敗戦など理由はあるにせよ、カイリとアスカが加入してから明らかにパワーバランスがおかしくなった。
試合後ベイリーが「何で助けてくれなかったの」と4人に訴えるも、ダコタは「あなたならビアンカ相手に1人で充分だと思ったのよ」とすっとぼけコメント。陰湿な関係が表面化したヒール軍団の崩壊劇に、ファンからも「ベイリーかわいそう」「1人でも頑張ってくれ」とリーダーへのエールがやまなかった。
（ABEMA／WWE『SMACKDOWN』）
