【プレミアリーグ】チェルシー 1-0 フラム(日本時間1月13日/スタンフォード・ブリッジ)
元日本代表選手たちも唸るシャペウが飛び出した。チェルシーのFWコール・パーマーは、フラムのDFアントニー・ロビンソンが突っ込んできたタイミングでボールを浮かせてかわすと、そのまま敵陣の危険な位置までボールを持ち運んでチャンスを演出。天才レフティーの視野の広さと華麗なテクニックが違いを作った場面だった。
チェルシーが1-0とリードして迎えた59分、MFコナー・ギャラガーからの横パスを受けたパーマーは、フラムのロビンソンがボールを奪いに突っ込んできたところをシャペウで回避。これにはABEMAで解説を務めた元日本代表のハーフナー・マイク氏と太田宏介氏も「上手い!」と思わず唸っていた。
この美技で相手の逆を突いて前を向くことに成功した21歳の若きイングランド代表は、そのまま敵陣ボックス付近までドリブルで持ち運んでチャンスを演出している。
この一連のチャンスメークには視聴者も、「ネイマールや」、「天才すぎ」、「うおおお」、「うますぎ」、「うっま」、「パーマー怪物」と反応し、その華麗なプレーに惚れ惚れしていた。
周りの状況を瞬時に判断できる視野と落ち着き、そしてテクニックを兼備するパーマーは、この場面以外にも相手の逆を突くようなプレーでフラム守備陣を翻弄。前半に自ら決めたPKによるゴールも、そもそもは往年のロナウジーニョ(元ブラジル代表)を彷彿とさせる彼のノールックスルーパスが起点となっていた。
パーマーは今季ここまでプレミアリーグ18試合に出場し、9ゴール・4アシストと不調チェルシーの中で一際目を引く活躍ぶり。昨夏にマンチェスター・シティに支払った4000万ポンド(約74億円)の移籍金は、今やお買い得だったと言えるかもしれない。
(ABEMA/プレミアリーグ)