元衆議院議員の宮崎謙介氏が池田佳隆容疑者との過去の因縁について語った。
【映像】“嫌いな議員” 宮崎氏が明かす池田佳隆容疑者の素顔
“裏金”問題で初の逮捕者となった元安倍派の池田容疑者は、2022年までの5年間で自民党の安倍派からパーティー券の販売ノルマを超えて集めた分のおよそ4800万円がキックバックされたにもかかわらず、収支報告書にウソの記載をした疑いで、政策秘書とともに東京地検特捜部に逮捕された。政治資金収支報告書の虚偽記載容疑で国会議員が逮捕されるのは異例だという。
宮崎氏は裏金について「党本部からキックバック分としてデパートの紙袋にどさっと入った現金をもらっていた」といった情報も入手。池田容疑者の逮捕前の様子についても「雲隠れする一方で近しい議員とは夜連絡を取っていた。その連絡の取り方っていうのも、落ち込んで(電話を)かけるってより、何かけっこう明るく元気な声でかけていた」という情報を得ており「計画的に逃げていたんだな」と自身の考えを語った。
過去の因縁については、当時新人議員だった宮崎氏について「あいつ相当遊びまくっているらしいよ」という噂を振りまいていたのが、2012年当選同期の池田容疑者だったそう。噂話はどんどん広がり、2014年でおこなわれた総選挙では、以前応援してくれた人たちが次第に宮崎氏のもとを離れていったという。
「池田さんは数少ない嫌いな議員でした」と告白する宮崎氏は「池田容疑者は全国の青年会議所(JC)の会頭をやっていて、青年会議所は縦社会。池田さんは雲の上の存在。だから池田容疑者に対してはみんな服従して協力をするっていう面も大きかったのでは」と推察。
「勉強会をまったくしていない、仕事をまったくしないで遊び惚けているというのをJC関係者に流された。それはまったく間違いで、私はどれだけ夜遅くまで飲んでも必ず朝の部会、8時からあるんですけど、そこには眠い目をこすってでも絶対に参加していた。毎朝。それで『まったく見たことがない』みたいなことを言われたのがメチャクチャ腹が立った」と振り返った。
宮崎氏は「JCに入っているじゃないですか。なんかいびられるんですよ。普通国会議員とかがJCに入っていたら、ほかのところを見るとですよ? 特別扱いされたり、みんなで応援していこうとなるんですけど。『いかに宮崎を落とすのか』みたいな勢力ができた。これは根に持ちません?」と、恨み節が止まらなかった。
(『ABEMA的ニュースショー』より)