世界的な新聞に山口市が「行くべき場所の1つ」として選出され、地元関係者を驚かせた。
 
【映像】世界で3番目!山口市のおすすめスポット
 
 米・ニューヨーク・タイムズ紙は「2024年に行くべき52か所」を発表した。記事では4月に北米で見られる「皆既日食の道」、オリンピックを控えたフランスの「パリ」に続き、3番目に日本の「山口市」を選出。これは世界各国のライターが推薦し、ニューヨーク・タイムズの編集部が選ぶもので、日本在住の作家で写真家のクレイグ・モド氏が「山口市は『西の京都』と呼ばれることが多いが、単にそう呼ぶよりもはるかに興味深い」と紹介した。
 
 クレイグ氏は、山口市の中心部には美肌の湯で知られる湯田温泉街、さらに国宝瑠璃光寺五重塔をはじめとした数多くの寺社仏閣が点在。曲がりくねった小道では陶芸体験ができたり、自家焙煎をしている個性的なコーヒーショップも多く、カウンターだけのおでん専門店も魅力的。毎年7月には600年の歴史がある山口祇園祭もあり、小規模ながら混雑せずに京都の雰囲気を楽しめると評価した。
 
 この快挙、山口市民はどう受け止めているのか。山口市交流創造部観光交流課の田中宏明副主幹は「9日の朝にネットニュースで知ったんですけど、最初間違いというか、何が起こったのかわからなかった」、同課の清川桃子主事は「だまされているのか、ドッキリなのか……そういった感じで本当に信じられなかった」と驚きを隠せない様子だった。
 
 PRポイントを尋ねると「山口4つの美、美肌の湯、美食、美術(アート)、美しき歴史遺産」「本当に食事とおいしい地酒。あとは湯田温泉。温泉につかりながらゆっくり過ごしてほしい」と魅力を語った。
 
 昨年末に山口市を偶然訪れたという千原ジュニアは「メチャクチャよかった」と称賛して、泊まった宿で開催された「女将劇場」を紹介。「女将がいろんな1時間ぐらいのショーをやられるんですよ。みなさんそれを観たさに来られていて。浴衣でみんな。けっこう5、60人のお客さんがうわーって。誰がどう見てもバレバレな手品とかやられるんですよ、でもメチャクチャ面白いの。水芸でブワーッてやるんだけどもう、天井ビッチャビチャ。メチャクチャ面白かった」とべた褒めだった。
(『ABEMA的ニュースショー』より)