【WWE】SMACKDOWN(1月12日・日本時間13日/リンカーン)
ユニット内の主導権争いを巡り、不穏な空気が充満していた悪女軍団に決定的な亀裂。最後通告ともいえる“全メンバー無視”でリーダー見殺しの末、敗戦後に日本人女子レスラーが自らSNS投稿した、小狡い顔で謎の笑顔を見せたシーンが反響を呼んでいる。
WWEでビアンカ・ベレアとベイリーが対戦。前週、イヨ・スカイから「オマエが始末してこい」と命令口調でリングに送り込まれた"ダメージCTRL”のリーダー・ベイリーだったが、蓋を開けると、セコンドの全メンバーからアシストなしの放置プレイで孤立する結果となった。
ベイリー率いる“ダメージCTRL”といえば、勝利のために手段を選ばず試合に介入するのが常套手段。この不文律でイヨの女子王座防衛も支えてきた。しかし、昨年末の金網戦『ウォーゲームズ』に敗北して以来、戦犯のリーダー、ベイリーへの風当たりが強くなっていた。
この日の試合ではイヨ・スカイ、カイリ・セイン、アスカの日本人トリオは仏頂面で試合を観戦。負傷欠場中のダコタ・カイもこれに従うように相手へ手を下さず静観状態で結局、孤軍奮闘したベイリーは、ビアンカ得意のフィニッシャー「KOD」で敗れてしまう。
この瞬間の“ダメージCTRL”メンバーの態度が象徴的だった。ベルトを肩に、ベイリーを睨みつけるイヨと、同じく目つき鋭く仁王立ちのカイリ、ダコタは「あら敗けてしまったわよ」とそっぽを向いたままだったが、なかでも判りやすかったのがアスカだ。
リーダーの敗戦に対して、フェイスペイント越しに謎の笑顔で不気味なリアクションを見せており、ファンからは「なんでアスカさん嬉しそうなの?」「アスカ笑ってる」「なぜか笑顔だけど」など困惑のコメントも。
すでにパワーバランスの崩壊が公然の事実とはいえ、ついに仲間を助けることもやめた"ダメージCTRL”。これを裏付けるかのように試合後にアスカが「X」で、ベイリーが敗れた瞬間の自らのリアクションを収めた動画を投稿している。
これにアスカのファンからは「悪いやっちゃな」「いい笑顔だ」「最高にカッコいい」など反響の声があがっている。
(ABEMA/WWE『SMACKDOWN』)