チェルシーがフラムを1-0で下した1月13日のプレミアリーグ21節終了後、ABEMAで解説を務めた元日本代表DFの太田宏介氏が選ぶ「プレミアリーグ前半戦ベストアシストTOP3」が発表された。3位に輝いたのは、ウェストハムのMFジェームズ・ウォード=プラウズがチェルシー戦(2節)で記録したCKからのアシストだ。
開始早々の7分、ウォード=プラウズは右CKでクロスを供給。インスイングのボールは相手のDFやGKが触れない絶妙な高さと速度で、カーブがかかって落下すると、ファーサイドにいたDFナイェフ・アゲルドがコナー・ギャラガーに競り勝ちヘディングで押し込んだ。
このキックについて太田氏は、「ボールは高さがありながら、結構落ちましたよね。しかもGKが出そうで出れない。質が高い」とコメント。現役時代はクロスの名手として知られた太田氏らしくキックの細かい質を称賛した。
さらに、「駆け引きも素晴らしい。アゲルドは競る前にギャラガーを一回押してるんですよね。プロテクトしながらのお手本通りのヘディング」と、スコアラーとなったアゲルドの上手さも指摘した。
昨夏にサウサンプトンからウェストハムに加入したウォード=プラウズは、ここまで公式戦29試合で3ゴール・10アシストを記録。美しいフォームや右足のキック精度からデイビッド・ベッカム2世とも謳われる男は、早くもウェストハムに不可欠な存在となっている。
(ABEMA/プレミアリーグ)