2023年9月から連続2クールで放送されているアニメ『葬送のフリーレン(そうそうのフリーレン)』。原作は同名のマンガで、「週刊少年サンデー」で2020年から連載中です。
魔王が倒された後の世界を舞台にしたファンタジーで、勇者と共に魔王を倒した魔法使い・フリーレンの新たな冒険が描かれています。
アニメは2クールで放送され、2024年1月からは一級魔法使い試験編がスタート。この記事では、一級魔法使い試験編から登場する魔法使いラオフェンにスポットをあて、ラオフェンのプロフィールや声優情報をまとめています。
目次
- アニメ『葬送のフリーレン』のあらすじを紹介!
- アニメ『葬送のフリーレン』ラオフェンのプロフィール!
- ラオフェンの声優・石上静香さんとは?
- ラオフェンとデンケンの関係は?
- アニメ『葬送のフリーレン』ラオフェンはどんな魔法を使う?
- ラオフェンは一級魔法使い試験に合格した?
- まとめ
アニメ『葬送のフリーレン』のあらすじを紹介!
勇者一行は10年に及ぶ冒険の末、魔王を倒して世界に平和をもたらしました。勇者一行の魔法使いフリーレンは人間ではなくエルフで、人間よりも遥かに寿命が長い寿命を持っています。
魔王討伐から50年振りに勇者一行が再会すると、ヒンメルは老いていましたが、エルフのフリーレンは50年前と変わらない姿でした。やがてヒンメルは亡くなってしまい、フリーレンはヒンメルともう一度話をするため、死者の魂と対話できると言われている「魂の眠る地(オレオール)」を目指す冒険に出発します。
原作は山田鐘人(やまだ かねひと)氏とアベツカサ氏が「週刊少年サンデー」で連載している漫画です。アニメ第1話は日本テレビ系の「金曜ロードショー」で2時間スペシャルで放送されました。TVアニメシリーズの初回が「金曜ロードショー」で放送されるのは史上初です。
アニメ『葬送のフリーレン』ラオフェンのプロフィール!
ラオフェンは、一級魔法使い選抜試験を受験している三級魔法使いの女性です。第一次試験ではデンケン、リヒターと第13パーティーとして行動を共にしました。
髪はツインお団子ヘアで、お団子部分に髪飾りをつけています。南側諸国の山岳民族に伝わる民間魔法を使用しているため、南側諸国出身の可能性がありそうです。一級魔法使い選抜試験を受けるのは初めてで、同じパーティーのデンケンやリヒターから試験について指南されているシーンが描かれています。
魔物に殺されて木に吊るされている受験者を降ろしてあげようとするなど、素直で優しい性格をしています。第一次試験でフリーレン達の第2パーティーが水場に魔力を込めた際、デンケンは水に魔力が込められたことを感知できましたが、ラオフェンとリヒターは水に込められた魔力を感知することはできませんでした。
しかしながら、フリーレンが魔法を使った時には居場所を探知して、フリーレンから隕鉄鳥(シュティレ)を奪う活躍を見せています。
一般的に魔法使いは五級から一人前だと言われています。ラオフェンは三級の魔法使いですが、魔法使いとしてはまだ未熟なようで、デンケンはラオフェンが魔力の痕跡を残しすぎであることを指摘しています。
アニメ化&連載100話突破記念として2022年に開催された人気投票企画「総勢100キャラ人気投票」では、40位に選出されました。
初登場はいつ?
初登場はアニメ第18話ですが、セリフなしでの登場です。第18話で魔法使い達が一級魔法使い選抜試験の説明を聞いているシーンにて、一瞬ですがラオフェンの姿が描かれました。原作漫画ではこのシーンではラオフェンは登場しないため、アニオリです。
また第18話では、第一次試験区域で隕鉄鳥(シュティレ)を入れるカゴが配布されたシーンでも、第13パーティーの面々と共にラオフェンの姿が描かれています。原作漫画ではこのシーンでラオフェンが初登場しました(コミックス5巻第38話)。
セリフありで本格的に登場したのはアニメ第19話からです。
名前の意味は?
ドイツ語には『葬送のフリーレン』に登場するキャラクター達の名前と同じ単語が存在しています。そのため、公式発表はされていませんがキャラ名はドイツ語からつけられているのではないかと考えているファンもいます
ラオフェンのドイツ語の綴りは「Laufen」です。「Laufen」には「走る」「駆ける」といった意味があります。X(旧Twitter)ではラオフェンの名前について「見た目がチャイナっぽいからミスリードされてましたが、「ラオフェン」ってドイツ語みたいですね」や「中華娘っぽいので ラオフェン laufen(走る)という中国語っぽい響きのドイツ語を名に当てたのは良いセンスしてると思う」といった意見がありました。
ラオフェンの声優・石上静香さんとは?
アニメ『葬送のフリーレン』でラオフェンの声を演じているのは、石上静香(いしがみ しずか)さん。『魔法陣グルグル(2017年版)』のニケ役や『食戟のソーマ』の水戸郁魅役などで知られている声優です。
石上さんは子供の頃から絵を描くことが好きで、高校生の時にはアンソロジー漫画の賞を受賞し、高校生でありながら約1年間ほど商業誌で漫画を描いていました。進路を決める際、漫画家だけでなく声優の仕事にも興味があったそうで、漫画家を経験した上で改めて声優にもなりたいと感じたため、声優を目指したことを明かしています。
2023年には公式YouTubeチャンネルを開設し、ゲーム実況動画や雑談放送などを配信しています。
石上さんは『葬送のフリーレン』のラオフェン役を演じることについて、「葬送のフリーレン』に出演できると知った時は本当に嬉しかったと同時に、まさかこんな可愛い女の子を任せていただけるとは思っておりませんでした」「視聴者さんに愛される可愛い孫になれるよう頑張ります!」とコメントしました。
その他に石上さんが演じているキャラクターとしては、『下ネタという概念が存在しない退屈な世界』の華城綾女役、『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか(ダンまち)』のシル・フローヴァ役、『「鬼滅の刃」遊郭編』のまきを役、『事情を知らない転校生がグイグイくる。』の高田太陽役などがあります。
ラオフェンとデンケンの関係は?
ラオフェンとデンケンは、一級魔法使い試験の第一次試験で同じパーティーになりました。2人に血縁関係はありませんが、ラオフェンはデンケンのことを「爺さん」と呼んでいて、デンケンもラオフェンを孫娘かのように接しています。
デンケンがフリーレンと戦って敗れた際、隕鉄鳥を奪ったラオフェンは隠れていましたが、フリーレンに「(隕鉄鳥を持って)来なければデンケンを殺す」と言われて、ラオフェンはデンケンを助けるか見殺しにするかの選択を迫られます。フリーレンに殺意はありませんでしたが、デンケンを死なない程度に痛めつける可能性があったようで、ラオフェンはデンケンを助けることを選びました。
第一次試験の終了後にも、デンケンはラオフェンを連れて食事に行こうとしたり、ラオフェンに食べ物を買い与えていたことがわかるシーンが描かれています。その様子を見たリヒターからは「おいおい。完全に孫じゃねーか」と言われていて、周囲からもデンケンとラオフェンは祖父と孫のような間柄に見られています。
第二次試験の後もラオフェンとデンケンは一緒に行動していて、リヒターのお店を訪れています。口下手なデンケンに代わって「ごめんね。爺さん不器用なんだ」とラオフェンが謝ると、リヒターから「お前はデンケンのなんなんだよ…」とツッコまれていました 。
アニメ『葬送のフリーレン』ラオフェンはどんな魔法を使う?
ラオフェンが得意な魔法は「高速で移動する魔法(ジルブエーア)」です。南側諸国の山岳民族に伝わる民間魔法で、初見ではフリーレンでも速さに対応できず、フリーレンが持っていた鳥籠を奪うことに成功します。
その後、フリーレンに攻撃されそうになったデンケンを助けるためにもう一度「高速で移動する魔法」を使用した際には、フリーレンに捕まってしまいました。
捕まったラオフェンとデンケンは木に括りつけられてしまいますが、ラオフェンが魔法で木を叩き折って解放されています。木を叩き折った魔法がどんな魔法なのか明かされていませんが、フリーレンやフェルンも使用している一般攻撃魔法(ゾルトラーク)を使用して木を折った可能性があります。
アニメ第23話では、原作漫画にはないアニオリ(アニメオリジナルの要素)として、ラオフェンの複製体との戦闘シーンが描かれました。ラオフェンの複製体は杖を長い鞭のように変形させて、広範囲を攻撃しています。ラオフェンの複製体はラオフェンと同じ魔法を使用できるため、ラオフェンも同様の戦い方ができると思われます。
ラオフェンは一級魔法使い試験に合格した?
ラオフェンは一級魔法使い試験の第三次試験で不合格になりました。
第三次試験の内容は、大陸魔法協会の創始者・ゼーリエによる面接です。本来、第三次試験は一級魔法使いのレルネンが試験官となって行われる予定でした。しかし、第二次試験で想定よりも多くの合格者が出て、実力に見合わない者まで合格しています。従来通りの第三次試験の内容では無駄死にする者が出てしまうため、それを危惧したゼーリエが直接合格か不合格かを判別することにしました。
ラオフェンは面接でゼーリエから不合格を伝えられますが、劇中では不合格の理由までは明かされていません。フリーレンは、ゼーリエの直感はいつも正しいため直感で合格者を選ぶつもりではないかと推測しています。ゼーリエは、ラオフェンが一級魔法使いになる実力ではないと直感的に見抜いて、不合格にしたのではないでしょうか。
まとめ
ラオフェンは、一級魔法使い試験編から登場する三級魔法使いの女性です。第一次試験ではデンケン、リヒターと第13パーティーに振り分けられて、行動を共にしました。ラオフェンはデンケンのことを「爺さん」と呼び、デンケンもラオフェンを孫のように扱っています。
ラオフェンの声優は石上静香さんです。石上さんがこれまでに演じてきたキャラクターは、『魔法陣グルグル(2017年版)』のニケ役、『食戟のソーマ』の水戸郁魅役、『事情を知らない転校生がグイグイくる。』の高田太陽役などがあります。
(C)山田鐘人・アベツカサ/小学館/「葬送のフリーレン」製作委員会
この記事の画像一覧アニメ『葬送のフリーレン』放送回一覧(動画リンクつき)
話数 | サブタイトル(タップで動画へ) | 見どころ |
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1 | 冒険の終わり | フリーレンの涙 |
2 | 別に魔法じゃなくたって… | 約束の花 |
3 | 人を殺す魔法 | スカート捲ったクソガキ |
4 | 魂の眠る地 | かけがえのない「たった10年」 |
5 | 死者の幻影 | 「撃て」 |
6 | 村の英雄 | ド迫力のシュタルクvs竜! |
7 | おとぎ話のようなもの | ヒンメルが銅像を残す理由 |
8 | 葬送のフリーレン | 「葬送のフリーレン」の由来 |
9 | 断頭台のアウラ | 「ヒンメルはもういないじゃない」 |
10 | 強い魔法使い | 「自害しろ」のリップシンク |
11 | 北側諸国の冬 | 漫画作者描き下ろしの女神 |
12 | 本物の勇者 | シュタルクの兄との思い出 |
13 | 同族嫌悪 | 魅惑(?)の投げキッス |
14 | 若者の特権 | むねキュン過ぎる指輪渡し |
15 | 厄介事の匂い | 長尺で描かれたダンス |
16 | 長寿友達 | 最愛の人を喪った長寿種 |
17 | じゃあ元気で | 「もう付き合っちゃえよ!!!」 |
18 | 一級魔法使い選抜試験 | 空が半分しか見えない大きさ |
19 | 入念な計画 | 奇襲を完璧に防ぐフェルン |
20 | 必要な殺し | 必要なおんぶ |
21 | 魔法の世界 | 「殴り合いじゃぁぁぁぁッ!!!!」 |
22 | 次からは敵同士 | めんどさ全開なフェルン |
23 | 迷宮攻略 | また箱から尻出してる |
24 | 完璧な複製体 | やきもちフェルンのハグ |
25 | 致命的な隙 | モジモジフリーレン |
26 | 魔法の高み | 金のミミックからも尻出し |
27 | 人間の時代 | 少年ヒンメルの出会い |
28 | また会ったときに恥ずかしいからね | 孫弟子と同じ嫌顔 |
・無料でみられる「葬送のフリーレン」エピソード・見逃し配信一覧