【プレミアリーグ】アーセナル 5-0 クリスタルパレス(日本時間1月20日/エミレーツ・スタジアム)
鮮烈なヘディングゴールは、緻密なデザインによって生まれていた。
アーセナルのDFガブリエウは11分、左CKからボックス内で鮮烈なヘディングシュートを叩き込む。あまりの対空時間と豪快さに、「飛びすぎだろ!」「滞空時間すごいなw」「ど迫力すぎる」などの声が上がるなどSNSでも話題となった。
ただ、プレミアリーグはヘディング自体ではなく、「隠れたアシスト」にフォーカス。1月25日に公式Xに投稿した動画では、DFウィリアム・サリバ、MFレアンドロ・トロサールの巧みな動きを紹介している。
ファーサイドにいたサリバとトロサールは、前者がニア、後者が中央に走り込む。とくにトロサールは相手DFをしっかりブロックしていた。実はその空いたスペースにガブリエウが走り込んで、ヘディングシュートを決めていた。「クレバー・プレー」と書かれている通り、実に上手く計算されたセットプレーだったのだ。
この投稿に対しては、「良い分析」「リーグ公式がこの戦術を暴露して大丈夫?」「スペースの作り方とスクリーンが素晴らしい。バスケットボールでもよくある動き」「天才的なアイデア」「完璧だ」などの反響が集まっている。
プレミアリーグの統計によれば、21節を終えた今シーズンのアーセナルはセットプレーから13ゴールを記録。これはリーグ最多の数字だという。10節のシェフィールド・ユナイテッド戦で冨安健洋が挙げたアーセナル初ゴールもCKからだった。今回におけるトロサールやサリバのような緻密な動きが、アーセナルのセットプレー得点率の高さを支えているのは間違いない。
(ABEMA/プレミアリーグ)