アニメ『シャングリラ・フロンティア』(シャンフロ)は、フルダイブ型VRゲームの中の仮想現実の世界を舞台にしたファンタジー作品です。原作は、小説投稿サイト『小説家になろう』にて硬梨菜氏が連載する小説『シャングリラ・フロンティア ~クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす~』をもとに、不二涼介氏の作画で『週刊少年マガジン』(講談社)に掲載されているコミカライズ作品。原作コミックスの累計発行部数は550万部を超えています。
【動画】サンラクに兎の国「ラビッツ」を案内するエムル(初登場回)
この記事では、主人公・陽務楽郎(ひづとめ らくろう/サンラク)のサポート役として活躍するNPC(ノンプレイヤーキャラクター)・エムルについて、プロフィール、レベル、ステータス、担当声優などを解説します。
目次
- アニメ『シャングリラ・フロンティア』とは
- アニメ『シャングリラ・フロンティア』エムルの基本情報!声優やプロフィールを紹介
- エムルの強さは?レベルやステータスなど
- アニメ『シャングリラ・フロンティア』エムルの情報まとめ
アニメ『シャングリラ・フロンティア』とは
アニメ『シャングリラ・フロンティア』とは、架空のMMO(大規模多人数同時参加型オンライン)RPG 「シャングリラ・フロンティア(シャンフロ)」の世界での冒険譚を描いた作品です。主人公の楽郎は、サンラクというプレイヤー名を用いて、システム面などに不備があるいわゆる“クソゲー”ばかりをプレイしています。
ある日、知り合いからおすすめされたのをきっかけに、総プレイヤー数3000万人の“神ゲー”「シャングリラ・フロンティア」を始めました。“神ゲー”と呼ばれるだけあり、作り込まれた要素にサンラクはハマっていきます。サンラクは、クソゲーで磨いたスキルを活かして「シャンフロ」でも目覚ましい活躍を見せ、注目される存在になっていきます。
アニメ『シャングリラ・フロンティア』エムルの基本情報!声優やプロフィールを紹介
エムルは、「シャンフロ」内で敵モンスターとしても登場する、致命兎(ヴォーパルバニー)のNPCです。会話のときは、語尾に「ですわ」を付けるクセがあります。致命兎の長であるヴァイスアッシュの娘で、サンラクが偶然解放したユニークシナリオ「兎の国からの招待」のナビゲーターとして登場し、その後もサンラクと行動をともにします。
エムルは通常のモンスターとして戦う致命兎とは違う、特別なNPCです。会話をしたり、コミュニケーションをとったりでき、まるでプレイヤーであるかのように立ち振る舞います。そのやり取りはあまりにも自然で、サンラクがエムルは本当にNPCなのかを怪しんだほどです。
致命兎の秘環(ヴォーパルバニーのひかん)というアイテムを持ち、短時間人間に変身することも可能です。
エムルの基本情報【プロフィール】
<テキスト>
■名前 エムル
■年齢 人間換算で15歳
■身長 0.4m
■体重 6kg
■誕生日 冬の頃
■通称 三つ子の真ん中、踊るヴォーパルバニー、旅兎
■座右の銘 旅は道連れ世は情け
エムルの大きな特徴は、プレイヤーと遜色ないレベルのコミュニケーションが可能な点です。高いコミュニケーション能力でクエストをナビゲーションするほか、冒険では魔法でプレイヤーのサポートをしながら戦います。
普段はウサギの姿をしていますが、ほかのプレイヤーの目があるところでは、特別なNPCだと感づかれないために、人間に変身することもあります。ただ、魔力を多く消費するため、変身できる時間は4~5分程度です。限界が近づくと、徐々にウサギのパーツがあらわになり、最終的にはウサギの姿に戻ってしまいます。そのため、第11話では、ウサギの姿でサンラクの首に巻き付き、アクセサリーの振りをしたこともありました。
エムルの基本情報【声優】
エムルの声を担当しているのは、日高里菜(ひだか りな)さんです。代表作に、『妖狐×僕SS』白鬼院凜々蝶役や、『トロピカル〜ジュ!プリキュア』ローラ/キュアラメール役などがあります。
日高さんは、もともと子役として活躍していた経歴があり、5歳からテアトルアカデミーに所属していました。子役時代には、大河ドラマ『新選組!』や『ウルトラマンメビウス』などに出演していたほか、声優の花澤香菜(はなざわ かな)さんと一緒に『あっぱれさんま大先生』に出演していたこともあります。
声優として活動し始めたのは、2008年に公開されたWebアニメ『ペンギン娘・はぁと』の南極かえで役から。その後、テレビアニメでメインキャラクターを多く担当するようになりました。
ゲーム作品にも多く出演していて、最近では、『ブルーアーカイブ』若葉ヒナタ役や『勝利の女神:NIKKE』ネオン役、『崩壊:スターレイル』クラーラ役などを担当しています。
またキャラクターソングを担当することも多く、代表的な作品として、アニメ『SHOW BY ROCK!!』やアニメ『トロピカル〜ジュ!プリキュア』、ゲーム『プリンセスコネクト!Re:Dive』などがあります。
エムルの強さは?レベルやステータスなど
第4話でエムルがサンラクのパーティーに加入し、職業やレベル、各種ステータスが明らかになりました。
■職業 魔術師
■レベル 56
■体力 125
■魔力 655
■スタミナ 80
■筋力 30
■敏捷 50
■器用 71
■技量 70
■耐久力 35
■幸運 85
エムルは仲間になった時点でレベルが56と、サンラクより高レベルでした。職業は魔術師で、魔力が突出して高くなっています。魔法による直接攻撃もできますが、基本はサンラクのサポーターとして立ち回ります。
第5話のエリアボス・泥掘り(マッドディグ)戦では、攻撃魔法・マジックエッジによる牽制したり、使い捨て魔法“瞬間転移”(マジックスクロール“アポート”)で落下死しそうなサンラクを救ったりする活躍を見せました。
NPCと思えないコミュニケーション能力や、高い魔力と複数の魔法、さらに機転の利く行動など、能力が全体的に高いレベルでまとまっていて、さまざまな場面で頼りになる存在です。
エムルは死亡すると二度と生き返らない
「シャングリラ・フロンティア」内では、 “死亡したNPCは二度と生き返らない”仕様になっています。これは、エムルも例外ではありません。
このことは、第10話で、天音永遠(あまね とわ/アーサー・ペンシルゴン)の口から語られました。そのため、ユニークモンスターの“墓守のウェザエモン(はかもりのウェザエモン)”に挑むにあたり、アーサーは「大事なら外した方がいいよ」と、サンラクにエムルをパーティーから一時的に除くよう助言しています。サンラクは実際にアーサーの言われた通り、墓守のウェザエモン討伐に向かう前に、エムルを致命兎の国「ラビッツ」に置いていきました。
アニメ『シャングリラ・フロンティア』エムルの情報まとめ
エムルは、かわいらしいウサギの姿をしているマスコット的なNPCキャラクターです。しかし、その自然な言動はまるでプレイヤーのよう。全体的に能力が高く機転を利かせた行動も取れるため、サンラクの名サポーターとして活躍します。
今後、クエストのナビゲーターとして、ゲーム攻略の相棒として、サンラクと協力しながらどのような活躍を見せるのか、2人の息の合ったコンビネーションにも期待しましょう。
※「ペンギン娘・はぁと」の「・」は正式にはベタの黒いハートマークの記号
(C)硬梨菜・不二涼介・講談社/「シャングリラ・フロンティア」製作委員会・MBS