【WWE】ROYALRUMBLE(1月27日・日本時間28日/セント・ピーターズバーグ)
“場外に落ちたら負け”のバトルロイヤル戦で日本人女子レスラーが見せた、リングの縁にへばりつく脱落回避シーンに場内が騒然となった。
WWEの4大大会『ロイヤルランブル』で行われた女子ランブル戦で、カイリ・セインが見せた“片足ギリセーフ”の珍エスケープ芸が注目を集めた。
30選手によるバトルロイヤル戦には、日本人スーパースターのカイリ・セインとアスカが参戦。11番手で登場したカイリは、アスカとともに前日WWE女子タッグを奪取した相手、カタナ・チャンス&ケイデン・カーターのターゲットとなる。
まずカタナ&ケイデンがアスカをリフトしてオーバー・ザ・トップ・ロープを狙うが、救出に向かったカイリをショルダースルーで一蹴。真っ逆さまにリングに転落したかに見えたカイリだが、エプロンに両手、そしてリングの縁に貼り付きギリギリで落下を回避。
一度は片足を着くが何とか両足着地を免れたカイリは、壁にブリッジのような形でへばり付き20秒近くうめき声をあげながら停止。ファンも「耐えてる」「これは新しいw」「生きろ」「片足だからセーフ」「カイリさんこれどうなっての?」と薄氷を踏む状況を固唾を呑んで見守った。
まもなく落下寸前のカイリに気づいたアスカが右腕をガッチリ掴みなんとかこらえるが、筋力が力尽きここでジ・エンド。
実況の清野茂樹アナウンサーは「ザ・ニンジャと戦ったブロッケンJr.を思い出しました」と崖にしがみついたキン肉マンの名シーンに重ねて紹介したが、会場でも極めてレアな脱落回避にどよめきが起きた。
またカイリの脱落後、後を追うようにアスカも場外に落下し脱落し、前日2度目の女子タッグタイトルを戴冠した伝説の日本人コンビ“カブキ・ウォリアーズ”は早々と脱落した。
試合は、カイリ&アスカも所属する“ダメージCTRL”のリーダー、ベイリーが優勝。最近ユニット内での不和が顕著ななか、タイトル挑戦権を獲得したベイリーが、同門の女子王者イヨ・スカイへ挑戦するのか? 当初のターゲットだった女子世界王者、リア・リプリーとの対戦を望むのか? 今後が注目される。
(ABEMA/WWE『ROYALRUMBLE』)