【プレミアリーグ】ルートン・タウン4－0ブライトン（日本時間1月31日／ケニルワース・ロード）
完璧なラリアットが決まった瞬間だ。193cmの長身FWアデバヨがゴールを決めると、ファンの元へ向かって走り始めたのだが……進行方向にいた三笘薫の同僚DFと激突。プロレス技が決まった衝撃シーンにはファンも「破壊されてる」「化け物」と騒然となった。
今季よりプレミアリーグ昇格を果たしたルートン・タウンがホームにブライトンを迎えた一戦。衝撃のプロレス技が炸裂したのは、42分のことだった。
開始からわずか3分で2点を挙げたルートン・タウンは、前半のうちにさらに攻勢を強めていった。相手陣内でロス・バークリーがパスをカットすると、すぐさまイングランド人FWイライジャ・アデバヨとの連係で攻め込んでいく。アデバヨからのリターンを受けたバークリーが再びスルーパスを繰り出すと、193cmの長身FWはそのままボックス内へと侵入。1対1となったGKのポジションを見極めながら、ニアを打ち抜いてみせた。
開始20秒で先制点を挙げていたアデバヨはこの日、自身2点目のゴールに喜びを爆発させようとした……その瞬間だった。ホームサポーターが待つスタンドへ駆け出したところで、目の前にいたブライトンDFルイス・ダンクと交錯してしまったのだ。
両者は互いに視野の外からぶつかり、アデバヨは、ダンクの斜め後方からまさにプロレス技のラリアットを決めたようなシーンとなった。アデバヨはすぐに起き上がってセレブレーションを続けたが、ダンクは仰向けに倒れて“ノックアウト”。ファンはSNSで「アデバヨえぐw」「アデバヨ無双怖すぎる」と盛り上がったが、同時に「アデバヨってガチの化け物」「アデバヨに破壊されてるやん」とその“破壊力”に戦々恐々とした様子だった。
結果的に、試合は4－0でルートン・タウンが大勝。アデバヨはハットトリックをマークするなど大活躍の一戦に。開幕戦では逆に1－4で大敗を喫していたなかで、三笘薫がアジアカップで不在のブライトンを一蹴して、文句なしのリベンジに成功した。
（ABEMA／プレミアリーグ）
