【プレミアリーグ】ノッティンガム・フォレスト 1-2 アーセナル(日本時間1月31日/ザ・シティ・グラウンド)
アーセナルDFの失点に繋がった対応が物議を醸している。試合終盤の失点シーンで左SBオレクサンドル・ジンチェンコの守備対応が緩く、失点に繋がる場面があった。このプレーに巡って試合後には味方と口論に発展しており、ファンの間でも賛否両論の議論が巻き起こっているようだ。
アーセナルが2-0でリードして迎えた89分、ノッティンガム・フォレストのMFダ二ーロが、右サイドに上がっていたDFゴンサロ・モンティエルにロングパスを展開した。
そのシーンでジンチェンコは、ボールを見送りながら中のコースを切る。しかし身体をまったく寄せていなかったため、モンティエルにヘディングの折り返しを許す。このボールがFWタイウォ・アウォニイに渡り、そのまま失点へと繋がってしまった。
アーセナルのミケル・アルテタ監督は試合後、ジンチェンコとDFベン・ホワイトが口論になっていたところを仲裁し、「失点シーンに関して少し熱くなっていた。改善するために意見を言い合っただけ」と語っていた。
元々はMFで左SBにコンバートされた経歴を持つジンチェンコは、この試合でも正確なパスや持ち上がりなど攻撃面では持ち味を発揮。ただ、守備面の課題も少なくない。
失点シーンに関してはSNSでも、「冨安なら弾き返していた」「メリットとデメリットの差が大きい」「緩すぎる」「ロングボールの対応は苦手だよね」「守備はある程度は目をつぶって攻撃で頑張ってもらおう」など、賛否両論の意見が出ている。
ジンチェンコはAFCアジアカップ参戦でアーセナルを離脱中の冨安健洋と、左SBのスタメンを争うライバル関係にある。守備強度は言わずもがな冨安が上回っており、昨季まで課題と言われていた高い位置でのプレーも大きく改善されている。一方でジンチェンコにも当然ながら良さがあり、狭いエリアでのタッチや正確無比なパスはアーセナルSB陣で唯一無二の武器だ。
とはいえ、SBだけにディフェンス強度が求められるのは当然。ジンチェンコにはノッティンガム・フォレスト戦の失点シーンを教訓に、さらなる成長が求められる。
(ABEMA/プレミアリーグ)