別府ひき逃げ事件で「重要指名手配」に指定されている八田與一(はった・よいち)容疑者(27)を見つけた時の対処法について元刑事が解説した。
 
【映像】大阪・西成に潜伏する逃走犯が多いワケ
 
 2022年6月29日、別府市の県道で信号待ちをしていた2台のバイクに法定速度を大幅に超えた軽自動車が追突。男子大学生2人が死傷した。軽自動車を運転していた八田容疑者はその場から逃走、警察庁は2023年9月8日付で、道交法違反で全国初となる「重要指名手配」に指定し行方を追っているが、いまだ逃走を続けている。
 
 全国各地から八田容疑者に似た男性の情報が寄せられており、年末年始には「高崎市の遊戯場で似た男がいた」「鹿児島の温泉旅館で似た男を見た」「静岡で日本一周のクラファンを募る男性が似ていた」「マッチングアプリに似ている男がいる」など似ている人情報が急増。しかし、警察によれば、4300件近くの情報が寄せられているものの、有力な手がかりはいまだないとしている。
 
 では、もし八田容疑者を見つけた場合はどう対応すれば良いのか。実際に捕まえることはできるのか。私人逮捕になるのか。元徳島県警・捜査一課警部の秋山博康氏は「私人逮捕の場合は、現行犯はいけるが、これは逮捕状の通常逮捕なんで逮捕権がない。やはり特徴、耳とか、ホクロの位置、それと声。それが全て合致すれば、110番入れて警察官に来てもらって通常逮捕」と、警察に通報することの重要性を訴えた。
(『ABEMA的ニュースショー』より)