【WWE】RAW（1月29日・日本時間30日／タンパ）
トップロープからの危険すぎるレッグドロップがあわや誤爆で着弾。胸から顔面付近に大きなお尻が降り注ぎ、屈強な王者も思わず顔をしかめる一コマが発生した。
王者グンターとコフィ・キングストンによるインターコンチネンタル選手権でのひと幕。WWEでは異色のクラシカルな戦いぶりから「一人四天王プロレス」と日本のファンの心を掴んでいるグンターと、彼が率いる子分たちと抗争を繰り広げてきたコフィの激突。散々やり込められてきた軍団“インペリウム”のボスを相手にコフィが一矢報いるあわやの衝撃技を披露。会場がどよめいた。
この日、赤パン姿で登場したグンターは、バックブリーカーや逆エビ、逆水平、ボディスラムなどオールドスタイルな戦いぶりを徹底。「坂口征二みたいだ」「田上だろ」「いやジン・キニスキーだ」など、ファンの間で昭和プロレストークが白熱する展開。
試合中盤まで一方的にやられてきたコフィだが、グンターをあと一歩まで追い詰める場面も。場外へのトペ2連発や、フェンス上から跳躍力を活かしたエグいハイジャンプ・チョップなどで主導権を握ると、トップロープに登り、再び凄い高さからのダブルレッグドロップ。
がしかし、落下地点がずれヒップアタック気味にグンターの胸から顔面付近に着弾するアクシデント。頑丈さが特徴のグンターでさえ、思わず顔を歪める一撃となったが、グンターはキックアウト。「尻が顔面に…」「もろ入った」「これは痛かったんじゃないか」「顔面あぶね」「ケツが死ぬ」とクリティカルな一撃にファンは驚き、大興奮。解説を務めた週刊プロレス井上光記者も「全体重が乗っかってましたね…しかもあの高低差」と、驚いたように語った。
その後もコフィがフィニッシャー「SOS」を決めるなど善戦を見せたが、最後はグンターが王道のまっしぐらの「パワーボム」で逆転勝利。最後は手下のジョバンニ・ヴィンチとルートヴィヒ・カイザーに敗者の襲撃を命じてニヤリ。危なげない勝利に終始ご満悦だった。（ABEMA／WWE『RAW』）
