【WRC】第1戦 ラリー・モンテカルロ(1月25〜28日)
荒れた路面を走ってタイムを競うラリーの世界最高峰、世界ラリー選手権(WRC)の開幕戦『ラリー・モンテカルロ』は、ヒョンデ(ヒョンデ・シェル・モービス・WRT)に所属するティエリー・ヌービルが総合優勝。現地レポーターのNiki(ニキ)が、取材の合間に貴重な初体験をした。
トヨタ(トヨタ・ガズー・レーシング・WRT)に所属するWRC唯一の日本人ドライバー、勝田貴元が運転するWRカー、GRヤリスの助手席で試乗体験をすることになったNiki。
レーシングスーツに着替えた姿は、やはりモデルということでスラッとしていて見るからに華がある。しかし、GRヤリスの助手席に座る頃になると、表情が硬くなり、緊張している様子が見て取れた。実際、本物のラリーカーのエンジン音は凄まじく、その迫力に圧倒されるのは必然である。
いざGRヤリスが走り始めると、薄暗い車内からNikiさんの「わぁ~、はっはっはっ」という叫び声とも喜びの声ともつかない声が響き渡った。もはや恐れているのか、あるいは混乱しているのか、「急カーブをそんな速度で行くんですか?」「信じられない!」「何にも先が見えない」と驚きのコメントを続け様に発し、その後も「わぁ~」「キャァァ~」と叫び声が止まらない。
なんとかサービスパーク(車両の基地)へ戻ってきたGRヤリスから降りたNikiさんは、目を見開きながらひと言「めっちゃ楽しかったです!」。興奮覚めやらぬ様子で「夢の中にいるみたい」「みんなにも乗ってほしい」とその楽しさを必死で伝えるのだった。
(ABEMA『WRC 世界ラリー選手権 2024』/(C)WRC)