【WWE】SMACKDOWN(2月2日・日本時間3日/バーミンガム)
世界最高峰のリングで日本人女子レスラーが裏切りと衝撃の決別宣言。鉄パイプを持った盟友とリングで対峙したひと幕が、直後に自身のXで「これで正式にもう友達じゃない」と宣言した投稿と合わせて反響を呼んでいる。
WWE女子王者に君臨するイヨ・スカイが、4大大会『ロイヤルランブル』でチャンピオンへの挑戦権を手にしたベイリーを裏切り、日本人で女子タッグ王者のアスカ&カイリ・セインの卑劣な襲撃を指揮。最後はイヨが王座ベルトを片手に、鉄パイプで逆襲に出たベイリーと対峙し、苦楽を共にした盟友の狂気に、顔を引きつらせながらリングを後にした。
イヨとベイリーは、2022年に“ダメージCTRL”を結成して以来、苦楽を共にし、2023年8月の『サマースラム』では自身初のWWE女子王座を獲得するなど米国で頂点を極めた。この時もベイリーはリングサイドでイヨのチャンピオン戴冠を共に祝った。
しかし、ユニット内で次第に隙間風が。2023年に日本人のアスカとカイリが同時加入するとパワーバランスに変化が生じ、イヨも含む日本人3人で結託するシーンが目立つようになり、軍団は空中分解状態に。
この日、リングで「私は全て見てきた。陰口を叩いていたよね」「なんで裏切ったの?」と迫るベイリーを襲撃したシーンでは、「オイ!」とリング上で叫びながら盟友が苦しむ姿に高笑い。だが、ベイリーの逆襲で形勢が変わると、狼狽した表情を浮かべながらも王座ベルトで攻撃を伺う。鉄パイプの盟友と完全に決別した瞬間だった。
場内が騒然とするなか、ベイリーは「イヨ、レッスルマニアで会いましょう」と、年に1度の祭典でイヨのWWE女子王座戦に挑戦することを宣言。大会直後、イヨは自身のXで「我々はもう正式に友達じゃない」とツイートし、ファンからは「この試合はとても楽しみ」「新たなメインイベント」と対戦に期待する声の一方、「ベイリーを裏切ったイヨにはがっかり」「私たちは伝説的な友情の終わりを目撃しているのだろうか」と悲しむ声など悲喜交々の反応が集まった。
(ABEMA/WWE『SMACKDOWN』)