【WWE】SMACKDOWN(2月2日・日本時間3日/バーミンガム)
王座挑戦権を持つトップレスラーが放った驚きの「レッスルマニアでは挑戦しない」宣言に黙り込む会場。その代役として“あのハリウッドスターの現役復帰”という超がつく驚きのシナリオが用意されていた。
ザ・ロック”ことハリウッド俳優のドウェイン・ジョンソンがWWEのリングに登場し、電撃復帰。年間最大の祭典『レッスルマニア40』でWWEユニバーサル王者、ローマン・レインズに挑戦する大サプライズが濃厚となった。
この日は2年連続で『ロイヤルランブル』を制したコーディ・ローデスが権利を行使し「レッスルマニアで王者レインズに挑戦状を叩きつける」というストーリーが決定することを観客の多くが信じて疑わない状況だった。
コーディは「お前から“全て”奪う」「俺はその王座が欲しい」と予定調和のマイクから一転「だがそれは『レッスルマニア』でじゃない」と驚きの発言。会場の声援は一瞬やみ、ファンも「え?」「はぁ?」「えー」「???」と呆気に取られた様子だった。
そして、「色々な人に相談したが、そのうちの一人はお前のことをよく知っていたぞ」とひと言。短い沈黙のあとザ・ロックの入場テーマ『If You Smell』のイントロが流れると会場の空気は一変した。
実況の藤沢俊一郎アナウンサーも「まじかー」と絶叫し“ロック愛”を隠せず、ファンも「ロック様キター」「嘘でしょ」「ちょと待って」「スーパースター!ハリウッドスター」と大興奮。SNSで意味深な発言を連発していたザ・ロックだが、リング上で大舞台を譲る形となったコーディとガッチリ握手をかわすと、ついにレインズと睨みあいに。
2023年9月、4年ぶりに登場して以来、何度かマイクを握ったザ・ロック。リング外でも先日WWEと格闘技団体UFCを束ねるTKOグループ・ホールディングスの取締役に就任するなど再びプロレス界に急接近していたが、大舞台での現場復帰に照準を合わせた。
「どこで現場に戻るのか?」が人々の関心の的だったが、まさかの『レッスルマニア』でタイトル挑戦するサプライズを匂わせ、ハリウッドスター“ドウェイン・ジョンソン“から“ザ・ロック“への復帰のシナリオがいよいよ動きはじめた。
(ABEMA/WWE『SMACKDOWN』)