2月3日より、「キングダム」第5シリーズ第4話が順次放送中。作戦の要となる人物に飛信隊の古株である渕(CV:赤城進)が選ばれたが、自分には荷が重いと考えた。しかし信(CV:森田成一)や河了貂(CV:釘宮理恵)は迷うことなく渕を信頼し、ネット上では「熱いわー」「信の言葉に泣いた」と反響を呼んでいる。
アニメ「キングダム」は、「週刊ヤングジャンプ」(集英社)で連載中の原泰久氏による人気漫画が原作。漫画は2013年に、第17回手塚治虫文化賞のマンガ大賞を受賞している。物語は、春秋戦国時代の中国を舞台に、天下の大将軍を目指す少年・信と、後の始皇帝となる若き王・エイ政(CV:福山潤)の活躍を描く中華戦国大河ロマン。2012年にアニメ化され、2022年に放送された第4シリーズでは「国内統一編」の完結までが描かれていた。
前回放送の第3話では、飛信隊の副長・羌カイが、単独で敵陣に潜入して敵将を暗殺しようと考えた。彼女の危険な作戦を聞き、仲間は「なんだってこんな無茶をやろうとしてんだ」と止めた。しかし羌カイは、「三千人将とかになると、さすがに敵を討つのにどのくらい味方に犠牲が出るかを少しは考える」と語り始めた。そして今は犠牲無しに敵を討てる好機だと述べ、「つまり、飛信隊のために無茶をやるんだ」と清々しい表情で言い切った。
羌カイの決意に、視聴者は「副長カッケー」「本当に感動」「セリフが尊い!!!!」「仲間たちとの絆を感じられる神回」と心を打たれていた。
第4話「副長の責任」では、飛信隊が目標地点に向かうなか、川の対岸を敵軍が陣取ってしまった。そこで河了貂は囮に浅瀬を渡らせている間に、敵がいない激流地点を少人数の隊に突破させ、敵陣を崩そうと考えた。
河了貂は、作戦の要となる激流を渡る人物に最古参の副長である渕を指名する。しかし渕は元々武人ではなく、ひょんなことから副長になったような人物で、仲間の我呂(CV:浜添伸也)は「大丈夫なのかよ」と異議を唱えた。渕も自分には荷が重い役目だと考えたが、河了貂や信は今回の作戦に必要なのは責任感で、それを誰よりも持っているのが渕だと話した。信は渕のことを「たった100人から始まったこの隊の結成当初から、副長を7年務めてんだ」と評し、「この場を一番に任せられんのは渕さんだ」と迷いのない目で言い放った。
古株の渕が大役を担う展開に、「魂が震えた」「渕さんと信たちの信頼関係、熱いわー」「信の言葉に渕さんと共に泣いた」「信を隣で支え続けた渕さんにスポット当たるの感動」と視聴者は盛り上がっていた。
■第4話「副長の責任」
【あらすじ】
樹海地帯の中央にある巨大な丘を巡り、両軍による陣取り合戦が始まった。飛信隊は信が宣言した「中央丘横まで軍を進める」ことを最低条件に戦いを進めてゆくが、そんな飛信隊の目の前に、流れる川の対岸に陣取った敵軍が立ちはだかる!河了貂(かりょうてん)は、師である天才軍師・昌平君も「無手」と断言する“橋も舟もない渡河の戦い”を攻略するため、作戦の“要”となる重要な役割を最古参の副長・渕(えん)に任せる。
※エイ政の「エイ」は環境依存文字
※羌カイの「カイ」は、正式にはやまいだれに鬼の字
(C)原泰久/集英社・キングダム製作委員会