「世界水泳ドーハ2024」3日目が2月4日に行われ、3mシンクロ飛板飛込決勝では“飛込大国”中国のペアが貫禄の演技で金メダルを獲得した。ただ、ほぼ優勝を手中に収めた状態で迎えた6本目、うまくまとめたように見えた演技について、解説者は「五輪に向けては課題を残してしまった」と指摘した。
王宗源と龍道一のペアは3本目で首位に立つと、そのまま5本目終了時点まで首位をキープ。最終6本目は、大失敗こそなければ優勝確実といった状況で迎えた。呼吸を整えて助走をスタート、高い跳躍からズバッと入水し、会場からも大きな歓声が起こったものの、このペアにとってはやや水しぶきが大きい状態での入水から、解説者は「ちょっと入水、失敗してしまいましたか。五輪に向けては課題を残してしまった一本だったかと思います」とコメントした。
中国ペアの演技を見ていた他国の選手たちは、さすがの演技にやや呆れ顔にもなる拍手だったものの、圧倒的な力を誇る中国ペアに求められるものは、まだまだ上にあるようだ。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)