「世界水泳ドーハ2024」5日目が2月6日に行われ、アーティスティックスイミング(AS)チームテクニカル決勝では、スペインが275.8925点で銀メダルに輝いた。日本の藤木麻祐子コーチが指導する中、めきめきと上達した8人のチームは、きれいに動きを揃えた演技を披露。解説者からも「高さも回転も軸も完璧」と絶賛される中、変幻自在の隊形変化でも、会場のファンを沸かせまくった。
アップテンポな曲に合わせて、スペインチームが躍動した。ダイナミックな動きと、豊かな表情は実に情熱的。足で水面を叩く音にも迫力があり、会場中の雰囲気をあっという間に盛り上げた。演技の後半は難易度を上げた。水面に足を出して細かく動かしつつ、水面では手、腕で微妙な調整を繰り返して、次々と隊形を変化。6パターンも変えるハイレベルな演技で、審判にも強烈なインパクトを残した。
演技を終えた直後には、会場から大きな歓声を受けたスペインチームだが、プールサイドでは藤木コーチも納得の笑顔。予選3位から日本をかわしての銀メダルに、選手たちは抱き合い、喜びを爆発させていた。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)