【スコティッシュ・プレミアリーグ】ハイバーニアン1-2セルティック(日本時間2月8日/イースター・ロード)
日本代表FW古橋亨梧が決勝点を“お膳立て”した。フィニッシュした際に相手のスライディングを受けて転倒すると、オンフィールドレビューの結果、PKの判定に。これをチームメイトが決めて勝ち越し、まさに勝利を呼び込む決定的な仕事で首位キープに貢献した。
注目のシーンは、セルティックが1-1と同点で迎えた88分のことだった。ゴール前に迫ったセルティックは、相手にクリアされたボールを素早く回収して二次攻撃を開始。右サイドのリエル・アバダから中央で受けた古橋亨梧はボックス内のマット・オライリーへ縦パスを当てて、すぐさま相手の背後からワンツーをもらいに動く。そして、落としに走り込み、ダイレクトで左足フィニッシュ。これは相手GKの正面となったが、シュート直後にハーバニアンMFジョー・ニューウェルの左足スライディングが古橋のスネにヒットしていたことで、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)のジャッジが入った。
映像を見る限り、相手の足がアフターでぶつかっていることは明らかだったが、焦点はエリアの“内”か“外”か。ABEMAの解説・安田理大氏が「ライン上ということはもうペナルティの中」と指摘したように、主審はオンフィールドレビューでPKの判定を下した。
PKのキックは、2月1日に加入したばかりのアイルランド代表10番を背負う長身FWアダム・アイダが担当し、この日、2回目となるPK弾で勝ち越しに成功。このゴールが決勝点となり、セルティックはアウェイで勝利を収めて首位をキープした。
71分からピッチに立った古橋は、ゴールこそなかったものの大仕事をやってのけた。解説・安田氏が「止めてからの選択が早かった。パス&ゴーのスピードも速かった」と称賛したように、エースらしいゴールを狙う一連の動きによってチームを勝利へと導いた。
(ABEMA/スコティッシュ・プレミアリーグ)