躍動感のある“イルカ”が思い切り跳ね、勢いよく飛び込んだ。「世界水泳ドーハ2024」6日目が2月7日に行われ、女子3mシンクロ飛板飛込決勝では、キニー、スミスのオーストラリアペアが堂々の銀メダル。金メダルを獲得した中国ペアが、鍛えつつも細身なスタイルなのに対し、オーストラリアペアはがっしりとした体型で、迫力と美しさを兼ね備えた演技でファンを沸かせた。
【映像】力強く跳ねて、同時にズドン!オーストラリアペア、迫力の演技
水面に飛び込む動物と言えばイルカが有名。オーストラリアでも、白浜から数メートルのところでも見ることができる。そんなイルカがプールに舞い込んだかのごとく、オーストラリアペアが、思い切り跳ねて飛び込んだ。最終5本目は、中国ペアと同じ5152B(前踏み切り2回半、1回ひねりえび形)、難易度3.0。中国ペアはスロー映像でも見てもずれが見当たらない完全なシンクロが魅力だったが、オーストラリアペアは踏み切りの瞬間から空中での回転、ひねり、全てがダイナミック。「ズドン」という豪快な入水でも、水しぶきを最小限にとどめた。
中国ペアとは異なる魅力を持ったオーストラリアペアの演技。今夏に行われるパリ五輪で、2人の“イルカ”はどんな演技でファンを沸かせるか。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)