【WWE】RAW(2月5日・日本時間6日/セントルイス)
元総合格闘家女子レスラーが魅せた“チートすぎる“腕関節技。リングのロープと相手の“パンツ”を使ってガッチリ腕を極める奇策『パンツ固め』に「なんだそれはw」ファンが騒然となった。
ベッキー・リンチとシェイナ・ベイズラーによる『イリミネーション・チェンバー』出場権をかけた予選マッチが行われた。2月24日オーストラリアで開催されるプレミアム興行での特殊金網戦は4月の大一番『レッスルマニア』出場の切符にも繋がるため、どの選手にとっても負けられない予選となる。
ゴングからWWE女子でも珍しいサブミッションの攻防から始まった試合。総合格闘技出身のシェイナ相手にベッキーもあえて相手のフィールドで勝負する。一方のシェイナは荒々しいダブルのヒザや、階段に指を挟んで蹴りなどでプロレス的な仕掛けも。さらにベッキーの左腕に集中するねちっこい攻撃で攻め立てる。
左腕のダメージが蓄積しはじめたベッキーは時々左手をかばうシーンを見せる。そこに目をつけたシェイナはロープを使った左手攻撃を皮切りに驚きの奇策に打って出た。
まずロープ腰に腕を固める形からベッキーの左手の指をベッキー自身のパンツに巻き付けて固定する「パンツ腕固め」でガッチリロックし、すたすたとトップロープへと向かう。指がパンツに絡まり抜けないベッキーの困惑の表情にファンも「極めてるw」「なんだそれはw」「ええ」と驚きを隠せないが、間一髪で脱出。腕をさらに痛めつける攻撃を免れると、雪崩式のスーパープレックスで逆転に成功した。
試合は攻勢に出たベッキーが得意の『マンハンドルスラム』を決めフォール勝ちを収め『イリミネーション・チェンバー』出場権を獲得した。一方ベッキーを追い込みながらも敗戦となったシェイナだが、MMA仕込みのガチスタイルに加え、今回は不発に終わった「パンツ固め」など、プロレス的な奇抜なアイデアも交えた捻りを効かせ光る場面も多い試合だった。(ABEMA/WWE『RAW』)