2月に入り本番を迎えた中学入試。『ABEMAヒルズ』では2年にわたり江口さん一家の中学入試に密着。超難関校を受験した息子さんの結果は?
「親として迎える入試がここまで大変とは知らなかった。そのくらい精神的にも肉体的にも厳しい数日間だった」
父である江口さん自身も小学生で中学受験を経験し東京最難関校の筑駒から大学は東大に進学。中学受験をきっかけに人生を切り拓いてきた江口さんは息子さんとともに志望校合格を目指してきた。
親のサポートについて江口さんは「親の伴走は絶対に必要だ。勉強の物量が多いので教える必要はないが、資料管理、スケジュール管理を親がやらないと子の負荷が高まる。親がきちんとやるかやらないかで点数や合否に大きな差がつく」と話す。
息子さんの受験を終え、江口さんはその心境を「最後は子どもの勝負であり、親は無力だ。それを痛感して、これで本当に親離れするんだな」と語った。
去年の夏には「戦略はやることとやらないことを決めること」と話していたが受験直前になって方針転換はあったのだろうか?
江口さんは「ずっとポリシーは変えていない。例えば4科目の中で一番直前の追い込みがききやすいのは社会科であり、息子が受けた学校はそんなに細かい社会の知識が求められなかったため、途中まで模試の偏差値が下がることを許容して、最後のラストスパートに勝負をかけた。社会にかけない時間を苦手な国語に割り当てるなど、そこはもう割り切って優先順位をつけてやっていた」と振り返る。
さらに、ラストスパートについては「試験が迫ってくると勉強のキャパシティも上がったので感心した。小学生でも直前になると本当に目の色変えて勉強する。通常の1カ月と試験直前の1カ月では勉強の密度は違った」と話した。
そんな息子さんの頑張りを近くで見守っていた江口さんはXにこんな投稿をした。
「よく聞け息子よ、これが中受における父の最後の教えだ。君の3年間の素晴らしい頑張りは誰よりも私と母さんが見ていました。本当によく努力した。それこそが今後の君の人生の大きな財産になる。だから試験の結果は問わないよ。心置きなくチャレンジしてきて欲しい。心から愛しています。君の未来に幸あれ!」
息子と二人三脚で歩んできた中学受験、はたして結果は?
「長男君頑張りました。憧れの第一志望校に進学します。万感の大団円です。心の底から祝福します!おめでとう!」(江口さんのXへの投稿)
中学受験の世界では難関校と言われる志望校に無事合格。結果を知った時、江口さんは初めての経験をしたという。
「私と奥さんと3人で抱き合って絶叫していた。私はドライな性格で、人生で嬉し泣きをしたことがなかったが、子どもが第1志望に受かった時は人生で初めて私も嬉し泣きした」
最後に江口さんは中学受験について「目標に向かって全力で努力する経験はスポーツと同じで絶対に人生の糧になる。一方でこんなに大変な勉強を12歳でする必要があるのか自問自答した。また、子どもにとっては憧れの環境で、中高6年間を過ごすために越えるべき高い壁だが父親の私にとっては単なる趣味だった。一緒に勉強するのが趣味で、正直それまでのどんな趣味よりも楽しく、子どもの成長を見るのも楽しく、だから続けることができた」と述べた。
(『ABEMAヒルズ』より)
■Pick Up
・「ABEMA NEWSチャンネル」がアジアで評価された理由
・ネットニュース界で話題「ABEMA NEWSチャンネル」番組制作の裏側