「世界水泳ドーハ2024」7日目が2月8日に行われ、アーティスティックスイミング（AS）女子デュエットフリー決勝では、イギリスのショートマンとソープのペアが、247.2626点で銅メダルを獲得した。不死鳥をテーマに、力強さが溢れる演技を見せたイギリスペアだが、疲労も溜まり息苦しさも増しているだろうラスト20秒で、逆さまの状態のまま激しく美しい足技の数々で、観客を魅了した。
「The Rising Phoenix」をテーマに、イギリスペアが激しく水面で跳ね、水中でも舞った。足で強く水面を叩く音にも迫力があり、生命力を強く感じさせる演技に終始。終盤のクライマックスに向けて、さらに強く激しく動く構成になっていた。
規定の演技時間は2分45秒±5秒。音楽もクライマックスに向かうと、イギリスペアは逆さまの状態で足を激しく水面で動かし続けること、実に20秒。それでも疲労の色は全く見せず、最後まで不死鳥らしさを失わない演技を完成させた。
不死鳥の鳴き声でフィナーレを迎えると、観客席から続々と歓声があがり、イギリスペアもしっかりとはハグ。それほど大きく息を切らせた様子もなく、まさに不死鳥ばりのスタミナも示していた。
（ABEMA『SPORTSチャンネル』）
