【プレミアリーグ】トッテナム2-1ブライトン(日本時間2月11日/トッテナム・ホットスパー・スタジアム)
ソン・フンミンがアジアNo.1を証明してみせた。ブライトンをホームに迎えたトッテナムは、先制されながらも後半に追いつき、迎えたアディショナルタイム6分、最後のプレーで逆転に成功。ラストプレーで左サイドから完璧なアシストを決めた韓国代表FWにはファンも「やっぱりソンは別格」と感嘆の声を挙げた。
トッテナムは前半に失点しながらも後半、60分にセネガル代表MFパペ・サールのゴールで同点に追いつくと、一気に勢いを増していく。そして62分、アジアカップから戻ったばかりのソン・フンミンをピッチに投入。クリスティアン・ロメロが巻いていたキャプテンマークを左腕に託されてピッチインすると、スタジアムからは大歓声が巻き起こる。まさに、スターの帰還だ。チームの大黒柱は、当然のように期待に応えてみせた。
その35分後、1-1の試合は90分を終え、アディショナルタイム6分のうち、5分強が過ぎたところだった。トッテナムは最後の攻撃を繰り出すため、イングランド代表ジェイムズ・マディソンがブラジル代表リシャーリソンへと縦パスを送る。その外から一気に加速して追い抜いたのがソン・フンミンだ。リシャーリソンからのスルーパスに並走しながらボックスへと侵入すると、左足のファーストタッチでゴール方向へややマイナスのクロスを送る。そこに走り込んできたウェールズ代表FWブレナン・ジョンソンがドンピシャで合わせてネットを揺らしてみせた。
ジョンソンの決勝弾もさることながら、圧巻だったのはソン・フンミンのアシストだ。SNS上でも「やっぱ別格だ」「勝負強さ異常だろ」「ラストパス完璧」「やっぱソン」と大盛り上がり。AFCアジアカップ2023準々決勝で、オーストラリア代表にアディショナルタイムで追いつくPKを獲得したプレーなど、クラブでも、代表チームでも、圧倒的な存在感と結果を残し続ける彼には「やっぱりアジアNo.1だ」と、称賛する声であふれた。
チームを率いる知将アンジェ・ポステコグルーも韓国代表FWを絶賛。試合後「我々はまだ発展途上にあるが、ソンというワールドクラスの選手がいた。彼は最も難しいボールを簡単に見せてくれる。間違いなく彼はワールドクラスの選手だ」と、興奮冷めやらない感情とともに、ソン・フンミンの能力の高さを強調した。
試合後、フル出場したブライトンの三笘薫と抱き合って互いの健闘を讃え合う光景もあったが、アジアカップ決勝と同時刻に行われていた"日韓対決"については、韓国代表FWに軍配が上がったと言えるだろう。
(ABEMA/プレミアリーグ)