【プレミアリーグ】ウェストハム 0-6 アーセナル(日本時間2月11日/ロンドン・スタジアム)
“188億円男“がスタジアムを震撼させる一撃を叩き込んだ。アーセナルのDFベン・ホワイトが敵陣深い位置から中央に折り返すと、MFマルティン・ウーデゴールとFWレアンドロ・トロサールが被ってしまう。これでチャンスは終わったかと思われたが、さらにその後ろからイングランド代表MFのデクラン・ライスがダイレクトで右足を振り抜くと、完璧なミドルシュートが突き刺さった。
アーセナルが5-0と大量リードして迎えた65分、低い位置からウーデゴールによる1本の縦パスがカイ・ハヴァーツに入ると一気に攻撃が加速。そこから右サイドへパスを展開してウェストハム陣内の深い位置を取った。
最後は右SBのホワイトが中央に折り返したが、その際にMFウーデゴールとFWトロサールが被ってしまい、お互いにシュートを打つことができなかった。これでアーセナルのチャンスは流れたかと思われた。しかし、さらにその後ろから飛び出したライスがダイレクトで右足一閃。相手GKもノーチャンスのコースに完璧なミドルシュートが突き刺さった。2023年夏にイングランド人選手最高額の1億ポンド(約188億円)でアーセナルに加わった男のゴラッソだった。
ABEMAで解説を務めた元日本代表GKの南雄太氏は「結構距離ありますけど簡単に決めてきますよね」とコメント。同じく解説を務めた元日本代表FWの李忠成氏からGK目線からの解説が求められると、「自分から逃げていくボールで、あのスピード。ブラインドにもなっていると思います。(GKからすれば)基本はニアを意識してますね。蹴る方もニアの方が簡単で、捻る方が難しいので。かなり高度な技術のゴールですね」と、GKならではの視点からこのゴラッソを讃えていた。
ABEMA視聴者も「エグすぎるやつきたw」「やりたい放題」「飯うまw」「これはゴラッソだな」「ライスにとっては朝飯前」と、怒涛のゴール祭り&ゴラッソに大興奮するコメントが多数寄せられている。
この試合でセットプレーからすでに2ゴールをお膳立てしていたライスは、昨季まで主将を務めた古巣相手に3得点に絡む大活躍を披露。なお、このゴラッソが決まった直後にミケル・アルテタ監督はモハメド・エルネニーとの交代を決断し、ライスがベンチに下がる際には一部のホームサポーターからブーイングも飛び出していた。
(ABEMA/プレミアリーグ)