【WWE】SMACKDOWN(2月9日・日本時間10日/シャーロット)
タッグ戦で相手の一人を背中に抱えてエアプレーン・スピン、もう一人の足を掴んでジャイアント・スイング。2人まとめてブン回す攻撃に会場は騒然となり、実況も「なんと効率のいい動き!」と絶叫したひと幕があった。
ピート・ダン&タイラー・ベイト組と“DIY”ことジョニー・ガルガノ&トマソ・チャンパによる、WWE統一タッグ王座時期挑戦権トーナメントの決勝戦で、NXTから昇格したばかりの小兵レスラーが思わぬ怪力ぶりを発揮しファンを沸かせた。
試合はタッグ巧者のDIYペースで進行、急造チームのピート&タイラーが不利に見える展開だったが、170センチ79キロと小柄なタイラーが思わぬ力を発揮する。
まず、リング中央でガルガノをファイヤーマンズキャリーで担ぎエアプレーン・スピン。先週の4WAYタッグ戦で見せた、対戦相手を遠心力だけで吹き飛ばす“ひとりサイクロン”でも驚かせたタイラーだが、今度はガルガノの両足を掴んでジャイアント・スイングする合わせ技で場内を沸かせた。
ガルガノ(90キロ)とチャンパ(91キロ)の計181キロをひとりでブン回す驚きの攻撃に、実況の清野茂樹アナウンサーは「なんと効率のいい動き!」とコメント、解説の週刊プロレス・井上光記者も「小柄ながらパワーありますね」と頷いた。
これには会場からもどよめきが起き、ファンも「えええ?」「おーすごい」「無茶だ!」「よくばりセットw」と大盛りあがり。最後は背負っていたガルガノをチャンパに放り投げるオマケで締めた。
試合も相棒のピートが必殺のフィニッシャー『ビター・エンド』でカウントスリーを奪い勝利し、WWEタッグ王座挑戦権を獲得。登竜門ブランドのNXTから緊急招集されて僅か1か月のタイラーだが、早くもタッグ王座挑戦権もゲットとチームは絶好調。小柄ながら快進撃を支えるその怪力にも注目が集まる勝利だった。
(ABEMA/WWE『SMACKDOWN』)