【WWE】SMACKDOWN(2月9日・日本時間10日/シャーロット)
レスラーの両膝が背中に突き刺さり、対戦相手がエビ反りになる強烈なフィニッシュ技に場内は騒然。誰もが勝利を確信した大技をあっさり返され、呆気に取られた「怖ずぎる驚きの表情」も印象的なひと幕があった。
世界最高峰のWWEで統一タッグ王座次期挑戦権を争い、ピート・ダン&タイラー・ベイト組と“DIY”ことジョニー・ガルガノ&トマソ・チャンパが対戦。4チームで争う『4WAYタッグ戦』を制した両チームの直接対決で、チャンパが放った背中から“グサリ膝”のエグい大技で、あわや敗北のシーンが話題となった。
試合中盤、ガルガノが場外のピートにトペを敢行、リング中央でタイラーとチャンパ2人の攻防となる展開に。チャンパはパワーボムの体勢から相手をさらに高くリフトし、勢いよく空中で両膝を立てバックブリーカーを決めるオリジナルホールド『プロジェクトチャンパ』を決める。
空中でエビ反り状態で膝がぶっ刺さったタイラーの姿を見て、実況の清野茂樹アナウンサーは「うわっ…」と絶句、続いて解説の週刊プロレス、井上光記者も「これは決まりましたね…」と続けた。ファンからも「エグい」「なんちゅー技や」「痛そう」「音がやべえ」 「いまのは痛かっただろう」などの声があがったシーンだった。
“これはカウントスリーか”という快心の一撃だが、タイラーが思いのほかあっさりカウント2でキックアウトした場面では、「ええこれ返すの」と驚きを隠せず、怖い顔つきで「まじかよ…」とでも言いだけに呆気に取られたチャンパの表情も印象的だった。
試合は両軍がリング内と場外に分断されたなかピートが必殺のフィニッシャー『ビター・エンド』を炸裂させ勝利。タッグチームとしてすでに職人の域に達し、内容も悪くなかった“DIY”だがこの日は競り負け。結成1か月のフレッシュコンビにWWEタッグ王座挑戦権を譲る形となった。
(ABEMA/WWE『SMACKDOWN』)