ド・ユナイテッド(日本時間2月11日/ケニルワース・ロード)
日本代表DFの橋岡大樹のライバルが、守備の対応で拙さを見せた。プレミアリーグのスピードキングであるアイルランド代表FWのチドジー・オグベネのウイングバック起用に対して懐疑的な見方が広がっている。
ルートン・タウンはプレミアリーグ第24節でシェフィールド・ユナイテッドと対戦した。残留争いの中、最下位を相手に勝利したいところだったが結果は1-3の敗戦。降格圏の18位エヴァートンとは1ポイント差の17位と危険水域から脱することができなかった。
この試合で1失点目と3失点目はともに、ルートン・タウン側の右サイドを攻略された形。とくに気になったのが、ウイングバックを務めるオグベネのプレーだ。守備時の軽い対応や切り替え時の帰陣の遅さが目立った。その結果、3CBの中央を務めるイングランド人DFのゲイブリエル・オショが釣り出される形で守備に穴が空いた。
22節のブライトン戦では爆速の抜け出しからゴールを決めたように、本来ウイングであるオグベネの持ち味はスピードと突破力。今季の瞬間スピードランキングでは、プレミアリーグ2位の最速36.93キロを記録しているほどだ(1位はトッテナムDFのミッキー・ファン・デ・フェンの37.38キロ)
一方で、守備力も求められるウイングバック起用時にオグベネは、帰陣の遅さなどディフェンス面で小さくない不安を覗かせる。シェフィールド・U戦の失点シーンはその象徴だった。
だからこそ、今冬にルートン移籍を果たした橋岡には大きな期待がかかる。サイドバックや3CBの一角も担えるほどの守備力を備える橋岡をウイングバック、オグベネをシャドー/ウイングに起用すれば、チームのバランスが改善される可能性は大いにある。
加入後の2試合はコンディションが仕上がってなかった関係でベンチ外となった橋岡だが、今後のルートンは2月19日のマンチェスター・ユナイテッド戦、2月22日のリヴァプール戦とビッグマッチが続く。ここでプレミアリーグ・デビューを飾れるか。注目したい。
(ABEMA/プレミアリーグ)