【WWE】SMACKDOWN（2月9日・日本時間10日／シャーロット）
日本人女子レスラーコンビが、世界最高峰の女子戦線を席巻したヒールユニットを掌握。“元”リーダーをリング上で包囲し、援軍の乱入で退散したものの、目論見通り日本人トリオだけで軍団を乗っ取る構図にニヤリと悪い顔を浮かべたひと幕が反響を呼んでいる。
WWEの女子戦線を席巻するヒールユニット“ダメージCTRL”のメンバーで現タッグ王者のアスカ＆カイリ・セインが、同じく日本人で女子王者のイヨ・スカイと共にリングへ登場。同ユニットのベイリーに加え、この日復帰したダコタ・カイにも敵対姿勢を示し、日本人トリオの固い結束と不敵な笑みを見せながらリングを後にした。
問題のシーンは、ダメージCTRLの正規リーダー、ベイリーのマイクから始まった。前週、ベイリーは、鉄パイプ攻撃でアスカ＆カイリの“カブキ・ウォリアーズ”を撃退し、『レッスルマニア』でイヨの女子王座へ挑戦すると宣言。その流れを受けてマイクパフォーマンスを始めたが、故障離脱中で先週は不在だったメンバーのダコタが登場する。
ダコタは「病院に行っていた。もうすぐ復帰できるって知ってるでしょ？」と弁明。ベイリーから「アンタはどうするの？」と、どちらの側に付くかを迫られたタイミングで、カブキ・ウォリアーズの2人とイヨがリングへ現れた。アスカはイヨの入場曲に合わせてノリノリダンスを披露し、カイリもこの状況を楽しんでいるかのような表情でリングに到着。
ベイリーを包囲しながらパイプ椅子を持ってリングに戻ったダコタに追い払われた日本人トリオだったが、“女帝”アスカは余裕すら感じさせる貫禄の表情を見せ、カイリもしてやったりとばかりに笑顔を見せた。元々メンバーだったイヨが困惑の表情を浮かべたのと対照的な反応でもあった。
ファンはヒールで躍動するアスカ＆カイリに「カイリさんかわいい」「悪い顔」「アスカ最高」「アスカカイリ悪いやつだぜ」などと盛り上がったが、昨年11月に加入したばかりの新参コンビが、僅か約3か月で軍団を掌握したことを象徴するシーンだった。
（ABEMA／WWE『SMACKDOWN』）
