【WWE】SMACKDOWN（2月9日・日本時間10日／シャーロット）
リング外への決死のダイブをロープ使ったトリッキーな尻もち＆バク宙で回避。飛ぶより派手な実力派レスラーの「魅せる寸止め」に観客も思わず唸る印象的なシーンがあった。
WWEのレギュラー放送で、通算20回王者のランディ・オートンとサミ・ゼインが2月24日の『イリミネーション・チェンバー』出場権をかけて対戦。拮抗した勝負が繰り広げられるなか、サミが見せた“飛ぶより派手なトペ回避ムーブ”に会場が湧き上がった。
両者とも高い人気を誇るスーパースターだが、この日は病み上がりの苦労人サミを後押しする声援が圧倒的。これに気を良くしたか、オートンを場外に落とすとロープに飛んでダイブを敢行する…かと思いきや、オートンが避ける動きを察知したサミは「やっぱり飛ぶのや〜めた」と言わんばかりに、サードロープの反動を使いスプリングボード式のバク宙で回避して見せた。
トペ・スイシーダの回避方法といえば初代タイガーマスクのトップロープとセカンドロープの間をクルリと回る方法などが知られるが、大柄なヘビー級選手とは思えない軽やかさと、見た目も派手な動きに「かっこいい」「なにげに高い身体能力」「おおサミ動きいいな」「今の一瞬で切り返したのか」とファンも思わず唸った。
場外の攻防でもフェンスに駆け上りムーンサルトを放つなど絶好調だったサミだが、その後キレキレの動きが仇となってしまう。
ロープに前方からノールックで飛び越えた瞬間をオートンが見逃さずカウンターのRKOを放ち痛恨のカウントスリー。試合では徹底的にオートンの腰を攻撃して勝利が見えかけていた矢先のミスにファンから「サミこの負けはもったいない…」と惜しむ声が聞こえた。
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（ABEMA／WWE『SMACKDOWN』）
