【プレミアリーグ】ウェストハム 0-6 アーセナル(日本時間2月11日/ロンドン・スタジアム)
思わずサポーターに同情したくなるシーンだった。アーセナル戦でホームのウェストハムは前半に失点を重ねて、ハーフタイム前の時点で衝撃の0-4。この状況でサポーターは続々と帰宅し、解説を務めた元日本代表FWの李忠成氏は「怒りよりも悲しみで帰る」と彼らの心境を察していた。
ウェストハムが0-4と大量リードを奪われた状態だった前半アディショナルタイム、中継映像にロンドン・スタジアムの外観の様子が映し出された。ほぼ大敗が確定したと言ってもよい状況に痺れを切らしたウェストハムのサポーターが、続々と帰路についていたのだ。
試合の半分も終わっていない状況でのサポーターの帰宅について、ABEMAで解説を務めた李忠成氏は「(サポーターの)悲しい表情を見ると見てるほうも悲しくなりますね」とコメント。続けて「みんな帰るのは”怒り”より”悲しさ”で帰ると、サウサンプトンのサポーターと話したことがあります。自分たちが愛しているチームが負ける姿を見たくないんですよね」と、人生をかけてクラブを愛するサポーターの心境について経験談も交えて視聴者に伝えていた。
また、「Jリーグではほぼ最後まで観てくれますよね。クラブの愛し方、表現の仕方が違うんですよね」と、日本との違いにも言及した。
これにはABEMA視聴者からも「帰りすぎ」「ハムサポ帰宅」「もう帰っとる」「これは帰るよな」「前半でこれはね…」「なんか可哀想になってきた」「スタンドがどんどん白くなってきた」と同情の声が寄せられた。
李忠成氏が語ったように、早々に帰宅したサポーターはクラブを愛するがゆえに負ける姿を見たくないのだろう。次の試合では再びスタジアムで大声援を送ってくれるはずだ。これこそがサポーターとチームの間にある切っても切り離せない深い絆なのだ。
(ABEMA/プレミアリーグ)