【WWE】RAW(2月12日・日本時間13日/レキシントン)
「全日本プロレス・リスペクト」で知られるWWEスーパースターが放った「金の雨が降る」あの技の炸裂にファン騒然。ゲスト解説がその破壊力に「雨が降りましたね。土砂降りです」と唸るひと幕があった。
ジェイ・ウーソ&エグゼビア・ウッズ&コフィ・キングストンと“インペリウム”グンター&のルートヴィヒ・カイザー&ジョバンニ・ヴィンチの6人タッグマッチが行われた。6人それぞれが抗争を繰り広げる見どころの多い試合で、存在感を見せたのは「ひとり全日本プロレス」こと団体で唯一クラシックなジャパニーズ・スタイルを継ぐ男グンターだった。
先週、ジェイがグンターの持つインターコンチネンタル王座を狙う新たな対立軸が熱い両者。リングインしたグンターはジェイのトレードマーク「Yeet」Tシャツを引きちぎり重い逆水平といつもの王道スタイル。場外でさらにビックブーツを放つとファンから「(ジャイアント馬場の)16文キックだ」「絞った田上にしか見えない」とお約束の反応。
この日のゲスト解説、料理系のTikTokerでWWE通のもりおが「グンターは小橋建太リスペクトで、納豆が好き」という知られざるトリビアを披露するとファンからは「ファンになりそう」と言った声も聞こえたが、かつて複数の団体参戦経験がある日本プロレス界にも縁のある選手だ。
しかしこの日のグンターはレトロ日本スタイル一辺倒ではなかった。ジェイの十八番のスピアーを真正面から受け止め切ると、打ち下ろしの水平チョップを一閃。背後を取ると、相手の片腕を掴んだままクローズラインと“あの”選手の代名詞の技を炸裂させた。
既視感ある技に実況の塩野潤二アナウンサーが思わず「これは日本流ですか!」と声をあげると、もりおもその破壊力に「雨が降りましたね…土砂降りですね」とリアクション。ファンも「レインメーカーだ」「金の雨が降ってるなー」と興奮。さらに新日本プロレスを退団して去就が注目されるオカダ・カズチカにも話がおよび「いきなり使いだしたのはメッセージか」「いいんかこれ」と大盛り上がりだった。
試合は分断に成功したウーソ組が、孤立したヴィンチをターゲットに最後はフィニッシャー『ウーソ・スプラッシュ』を決め勝利。タッグ戦ながらグンターとのシングル対決の前哨戦を制し幸先良くスタートを切った。(ABEMA/WWE『RAW』)



