リヴァプールに所属する北アイルランド代表DFのコナー・ブラッドリーが、現地時間2月15日にファン投票による1月度の個人賞をダブル受賞。12月には遠藤航が授与されたクラブ月間MVP、PFA(イングランドのプロサッカー選手協会)が主催するプレミアリーグ月間MVPに選ばれた。
リヴァプールのアカデミーで育った20歳の逸材は、怪我で前半戦を棒に振ったが、トレント・アレクサンダー=アーノルドなど怪我人が多かった今年1月にチャンスを掴む。右SBながら公式戦6試合で1ゴール・5アシストを記録と、「魔法の右足」を駆使して自慢の攻撃力を発揮した。
とりわけ鮮烈だったのが、1月31日のチェルシー戦でのパフォーマンスだ。23分にボール奪取からのカウンターで先制点をアシストすると、39分にはまたも速攻から爆速で持ち上がって右足でゴラッソ(1月のリヴァプール月間最優秀ゴール)、65分には右サイドからの高精度クロスで再びアシストと、プレミアリーグ2試合目ながら1ゴール・2アシストの大活躍。さらに、守備でもラヒーム・スターリング、ミハイロ・ムドリクの両スピードスターを封じ込んだ。
リヴァプールの公式サイトでは投票したファンの声が集められており、以下のようなコメントが紹介されている。
「20歳にして攻撃も守備も信じられないほどのレベルだ」「勇敢で力強く、シンプルでありながら効果的な印象を与えた」
「素晴らしい1か月を過ごした。本当に素晴らしい選手になった」
「ゲームの展開をよく読んで、ピッチ上のあらゆるところに顔を出す」
「精力的で、恐れ知らずで、エキサイティングで、さらにゲームチェンジャーだ」
「非の打ち所のないパフォーマンス。素晴らしい選手だ」
プレミアリーグの直近2試合はプライベートの事情で欠場したブラッドリーだが、すでにチームに復帰。アレクサンダー=アーノルドがまたも怪我で離脱しただけに、2月17日のブレントフォード戦では再びスタメンで起用されるかもしれない。「魔法の右足」を持つ若武者に要注目だ。
(ABEMA/プレミアリーグ)