18日放送の『ABEMA的ニュースショー』(日曜ひる12時〜)で、今注目を集めている「大川原化工機」冤罪事件の闇を追求する。
 
【映像】冤罪の闇 人質司法の実態SP(18日12時〜)
 
 2020年3月、生物兵器の製造に転用できる機器を不正に輸出したとして大川原化工機の社長ら3人が逮捕、起訴され、初公判の4日前に検察が起訴を取り消すという異例の冤罪事件。社長らは一貫して無実を主張し、勾留は1年近くに及んだ。顧問は、勾留中に発見された胃がんの適切な治療を受けられず、潔白が証明される前に死亡した。
 
 社長らが国と東京都を相手どり、違法捜査によって逮捕、起訴されたとして、5億6千万円あまりの損害賠償を求めた裁判では、捜査員が「捏造ですね」と証言するなど、異例な展開に。2023年12月、東京地裁は違法性を認め、約1億6千万円の賠償を命じたが、国と都は判決を不服として控訴、社長らも控訴した。
 
 冤罪を生む日本の人質司法…この事件の背景には何があるのか。番組では、大川原社長が取り調べの様子を獄中で詳細にメモした「被疑者ノート」、「警視庁」と書かれた封筒で社長らに届けられた匿名の内部告発文書、さらに亡くなった顧問の遺族が語った詳細などを取り上げ、冤罪を生む人質司法の問題点と理不尽さを議論する。その内容は18日12時から「ABEMA NEWS」チャンネルで放送される。