沖縄の“夜の街”を守る男が、ボクシング日本ヘビー級王者と遭遇。「日本チャンピオン殴れるんでしょ?」と自信満々で鍛え抜かれたボディに渾身のパンチを35発も叩き込むも、驚きの結末が待っていた。
亀田興毅ファウンダーが手掛けるプロボクシング興行「3150FIGHT」に参戦している但馬ミツロが沖縄を訪問。「但馬ミツロの腹パン散歩」で、街を歩き、血気盛んな若者たちの全力パンチを受け止めた。
プロ10戦 10勝(8KO)、昨年12月にはWBC世界ブリッジャー級16位にランクされた日本ヘビー級王者の但馬ミツロ。その鍛え抜かれたボディを10秒間自由に殴り続け、効かせることができればチャレンジ成功という本企画。これまでに歌舞伎、ミナミ、西成と“拳自慢”を探し歩いてきたが、いまだ成功者は現れていない。今回、向かった先は沖縄県。夜の那覇市・国際通りを歩きながら、屈強な男たちを求めて回った。
早々に、但馬が声をかけたのがスタンディングバーでセキュリティをつとめている集団。偶然この企画を知っているという男は、那覇一帯を管理するセキュリティの大元だという。「俺いきます。日本チャンピオンを殴れるんでしょ?」と、ノリノリでグローブを手にはめた。それなりに喧嘩もしてきたと語り、パンチには自信があるようだ。
いざ開始すると、勢いよく左右のパンチが繰り出される。だが、但馬は殴られながら「もっと!もっともっと」と煽るなど余裕の表情。10秒間でおよそ35発のパンチを受けたが、マッスルポーズを取り、どこ吹く風…。
あえなく挑戦は失敗すると「めちゃくちゃ(ボディが)固かったす……」と苦笑い。「全然効かなかった」と余裕の但馬らは次なる候補を探しに沖縄最大の歓楽街・松山に向かった。
そんな但馬について、亀田興毅ファウンダーは今月5日に開いた会見で、3月31日に名古屋国際会議場で行われる「3150FIGHT × PRIZE FIGHTER in NAGOYA」において、世界ランカーとの試合を行うことを明言している。日本ヘビー級の星が、いよいよ世界への一歩を踏み出す。