225キロを挙げるウエイトリフティングのパリ五輪強化指定選手が、ボクシング日本ヘビー級王者と遭遇。身長185センチ、体重155キロの巨漢から規格外の衝撃パンチを繰り出すも、予想外の結末が待ち受けていた。
亀田興毅ファウンダーが手掛けるプロボクシング興行「3150FIGHT」に参戦している但馬ミツロが沖縄を訪問。「但馬ミツロの腹パン散歩」で、街を歩き、血気盛んな若者たちの全力パンチを受け止めた。
プロ10戦 10勝(8KO)、昨年12月にはWBC世界ブリッジャー級16位にランクされた日本ヘビー級王者の但馬ミツロ。その鍛え抜かれたボディを10秒間自由に殴り続け、効かせることができればチャレンジ成功という本企画。これまでに歌舞伎、ミナミ、西成と“拳自慢”を探し歩いてきたが、いまだ成功者は現れていない。今回、向かった先は沖縄県。今回も成功者が現れずか…とその時、黒Tシャツを着た巨漢男性が現れた。
脇が閉じないほど分厚い筋肉をまとった男たちが但馬に声をかける。そのうち一人はウエイトリフティングのパリ五輪強化指定選手で、スナッチ195キロ、スプリットジャーク225キロを挙げる文字どおり「本物の力自慢」だ。
身長185cm、体重が155kgと、体格の面でも但馬を上回る(但馬は身長180センチ)。運命の10秒がスタートするなり、重そうな左右のパンチが但馬のボディに突き刺さる。しかし、そこはヘビー級王者。但馬は殴られながらも笑みを浮かべ「もっと来い!」とばかりの挑発ポーズ。期待もむなしく、波乱なしの10秒間となった。
ウエイトリフティング選手の怪力をもってしても但馬の牙城は崩せず。挑戦した男性も「効いてる感がなかった。(ボディに)なんか入れてますよね?」と苦笑い。過去最大級の挑戦者を軽々と退けた但馬は、もはや「鋼のボディ」を持っていると言っても過言ではない。
そんな但馬について、亀田興毅ファウンダーは今月5日に開いた会見で、3月31日に名古屋国際会議場で行われる「3150FIGHT× PRIZE FIGHTER in NAGOYA」において、世界ランカーとの試合を行うことを明言している。日本ヘビー級の星が、いよいよ世界への一歩を踏み出す。