【写真・画像】「速過ぎ」日本人ラリードライバーが雪壁クラッシュのアクシデント 初優勝視野で“攻め過ぎた”紙一重のリタイアにファン落胆 1枚目
【映像】「ドアが開かない」“雪壁スタック”無念の瞬間

WRC】第2戦 ラリー・スウェーデン(2月17日/デイ3)

 世界ラリー選手権(WRC)の『ラリー・スウェーデン』は17日、デイ3を迎えた。日本人としては嬉しいことに、トヨタの勝田貴元がデイ2終了時点で総合2位、しかもトップのエサピッカ・ラッピ(ヒョンデ)とわずか3.2秒差につけ、篠塚建次郎氏以来32年ぶりとなる日本人ドライバーの優勝に期待が高まる状況。

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 デイ3のファーストステージ、SS(スペシャル・ステージ)9でも、勝田は4番手タイムを叩き出し、総合首位のラッピとの差を1秒ほど縮めたが、この後まさかの悲劇が訪れた。

 SS10は、14.23kmで争われる中距離ステージ。深い雪をものともせず、WRC2(ひとつ下のカテゴリー)では優勝したこともあるスウェーデンで、勝田はGRヤリスを見事に乗りこなしていた。だが、途中の右コーナーで少し攻め過ぎてしまう。

 マシンのリア部分を滑らせてスノーバンク(雪の壁)に衝突。衝撃で車体ごと逆側まで吹っ飛び、気がつけばフロント部分は深い雪の中に沈み込んでしまっていた。コ・ドライバーの座る助手席側のドアが雪で埋まって開かないほどの衝撃で、サスペンションも破損してしまったように見える。

 ファンからは、「速過ぎ」「道と雪壁の堺解らん」「ドア開かない」「やっちゃったか」「くやしいなぁ」「また不運なのか」など反響が多数寄せられ、初勝利を収める最大のチャンスを失ったシーンに、落胆も大きかったようだ。

 その後、マーシャルらと車体を雪から掘り起こそうと作業を続けていた勝田選手だったが、深刻なダメージを受けたため、この日の競技を棄権する「デイリタイア」となった。

ABEMA『WRC 世界ラリー選手権 2024』/(C)WRC)

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