学生時代に13連覇を達成し、極真空手の世界王者の称号も手にした猛者がBD戦士を完全失神KO。カウンターでの衝撃ハイ一閃に対戦相手の現役立ち技選手がピクリとも動かず失神…。「エグい」「そんなんあるか」「生きてるか?」と衝撃が走った。
18日(日)東京・プリズムホールで開催された『BreakingDown 11』。よしきまると大威の対戦は、開始50秒カウンターで大威のパンチに合わせたよしきまるの不規則なハイでよしきまるが失神KO勝利を収めた。
自ら"スーパー炎上空手家”と名乗るよしきまるは、喧嘩自慢対抗戦にも出場したシモミシュランを兄に持つ極真世界王者。対する大威はRISEファイターとBDのカードのなかでも極めて異色の「プロ中のプロ同士」のマッチアップとなった。
空手家らしく「蹴りで倒す」と宣言したよしきまるは、ゴングとともに鋭いバックスピンキック。大威は近い距離でフックとパンチの距離で戦うが、近距離でもよしきまるがローを蹴り抜いてプレッシャーをかけ続ける。
試合後半ブレイクのあとの衝撃シーン。一気にパンチで詰めた大威が右のストレートを放つ瞬間に、よしきまるがカウンターで合わせて右ハイキックを一閃。この一撃で、大威は前から崩れ落ち失神KOの衝撃の幕切れ。
実況も思わず「超スーパーハイキック」と叫ぶ、有言実行のカウンターの跳び蹴りに会場も騒然。ファンから「エグい」「そんなんあるか」と同時に眠った状態のままピクリともしない大威へ「大丈夫か?」「生きてる?」と心配する声も。
解説の朝倉未来も「あれは見えない角度からでしたね。下を見ながらのローの布石で(ハイキックで)伏線回収」と大威にローを意識させながら、最後一撃のハイで仕留めた技術に舌を巻いていた。